空想教室 その8
植松経営学で「本業以外の次のビジネスを同時にやる」
ということを主張されていますね。
これは私があえて名付けましょう。
「ビジネス二刀流作戦!」
コロナ後は、流行るのでしょうか??
では「その次のビジネスはどう見つけたらいいのですか?」
皆そう思いますよね。
今取り組んでいる本業以外のビジネスを
そう簡単には始められないですよね。
ここでこの本の中で非常に参考になる点ですね。
植松社長はリサイクの仕事に役立つマグネットを作り始めましたね。
ゴミの中から鉄くずを取り除くためのマグネットです。
どうしてその製品が生まれたかというと
リサイクルの仕事を手伝ってみて、
「これはあぶないから、人間がやらない方がいいのでは」
という点をいっぱい見つけたのです。
「いやなことと出会ったら『なんでいやだと思うのかな?』と考え、
それが人を助ける発明のきっかけになった」
そうです。
それで、その特許まで取ってしまったのです。
そのおかげか、
「今では不思議なことに競争相手がおらず、植松電機のマグネットは
日本中で、そして世界で使われている」
そうです。
だからこそ、いやなことがあったらチャンスなのです。
そんなときこそ、いっぱい考えたらチャンスが訪れる
ということなのでしょう。
でも、ここでもう一つ大事な経験をされています。
そのマグネットは、はじめはまるっきり売れなかったのです。
理由は分かりますね。
「本当の新製品はだれも知らないから」
ですので、
「本当の新製品を買ってもらうには、知ってもらう努力が
必要だった」のです。
でも知ってもらったら、あっという間に売れたそうです。
ここで植松社長は気が付いたのです。
「新しい製品やサービスを考える時に『売れそうかどうか?』を
考えなくていい」
ということ。
「売れそうだなと思えるものは、その時点で負け。
たいていは二番煎じ、パクリ商品。とっくにブームは終わっている」
ということ。
本物の新製品は「悲しみや、苦しみや不便の解決」から生まれる
ということ。
これがあったら新しいということを考える。
どうでしょうか?
そんな観点から、コロナ後は「ビジネス二刀流」を目指してください・・・。
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