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2022年5月20日 (金)

人生の経営 その3

左遷のお話を書いてしまいましたが、

この出井氏は2回も左遷されているのですね。

度左遷されても社長になった方がいる上場企業は

たぶんソニーだけでしょうね・・・。

 

子会社に左遷されてもまた本社に戻り、

また活躍するのですね。

 

20220520-090958

 

1979年(昭和54年)2月、41歳でオーディオ事業本部長に。

その年の月にその後ソニーの看板商品となるあのウォークマンが

発売されました。

 

20220520-092051

 

1982年(昭和57年)10月。世界初のCDプレーヤー発売。

まだ1980年代の頃のお話でしょう。

レコード全盛の時にCDが出てきましたからね。

同時にこの頃コンピュータの登場ですね。

ソニーがコンピュータの開発したお話が面白い。

盛田会長の前で

「いやあ、コンピュータなんて、作るのは簡単ですよ。

ソニーがやればすぐにできます」

と言ってのけたのだそうです。

 

そこで経営会議に呼ばれて

「コンピュータをやってくれ。簡単にできるのだろ?」

 

これでコンピュータ部長に。

 

ソニーが社運をかけてコンピュータ事業に進出。

 

20220520-084206  

 

調べたら出てきましたが、

「ソニーがコンピュータ?」

正直記憶にないのですね。

 

20220520-083508

 

当時大人気だった松田聖子まで使って宣伝したそうですが

大失敗。

これがもとで左遷・・・。

 

しかし、これも正直に書いてありました。

「こんなこと書いていいの?」

思いましたが、もう84歳の老経営者には(失礼!)怖い者

ないのでしょう。本当の左遷の理由です。

 

当時の大賀社長には派閥争いがあったらしく

「出井は、大賀につくのか、厚木(当時ライバルの副社長が管轄する部署)

のボスにつくのか」

と聞かれたら、

「厚木のボスにつきます」

と答えてしまったのですね。

 

これも大変サラリーマン的なお話ですね。

 

それが大賀社長の逆鱗に触れてしまったのですね。

この時出井氏は45歳。

役職も解かれてか月間何も仕事を与えられずに

「追い出し部屋」に移動。

 

ちょっと怖いお話ですね。

普通の人ならサラリーマン人生が終わったと考えるのでしょう。

 

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その12年後、その大賀社長が次期社長に指名したのが出井氏ですから

サラリーマン社会というのは不思議で面白いところですね・・・。

 

 

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