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2022年5月11日 (水)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その3

20220511-072730

 

ではここで得意のEDINET分析。

この手の本は「ブランディング」の一環で

結構本当のこと書いていない場合があるのですね。

特に上場後に書かれた本は怪しいのです・・・

しかもこの本の著者は、この鎌倉新書の清水会長ではないのです。

これは大事なことですね。

(すいません。「無駄に」経営者本を10年以上

取り上げていますからね・・・。)

 

本当に「倒産寸前だった会社が上場企業になった」理由を

ぜひ考えながら読んでください。

 

その点EDINETによる有価証券報告書は真実しか

記載されていません。

しかも詳細に数字まで入れて書かれているのです。

中小企業だったら決算書何て感じしませんよね。

それをわざわざ開示しているのですから、

何をどうやったかぜひ参考にすればいいのですね。

 

このコロナ禍で「倒産寸前」の会社はあまたあると

思うのです。

それが不死鳥のように蘇った理由を多くの会社が

知りたいと思うのですね。

ここに答えが書いているのですから・・・。

 

さあ! 皆がみんな葬儀屋にでもなれば果たして

赤字会社から復活するのでしょうか・・・。

 

 

EDINETで「沿革」は大事ですね。

その企業の生い立ちから成長過程まで書いてあります。

 

2000年に「いい葬儀」のサイトをスタートさせましたね。

それが大成功してすぐ上場した訳はないのですね。

月間仏事という月刊誌も創刊した後、

「いいお墓」、「いい仏壇」というサイトも立ち上げましたね。

そのあとまたアナログの書籍販売に戻り、「旅立ちの準備ノート」も

発売しています・・・。

いろいろ試行錯誤しているのも分かります。

 

東京証券取引所マザーズに上場したのが

2015年(平成27年)ですから、それから実に15年もかかったのです。

 

赤字会社が上場会社にたった「15年しか」かからなかったのですから

早かったとも考えられますが・・・。

 

20220511-072852

 

2015年(平成27年)12月にマザーズ上場です。

EDINETで決算数値も拾ってみました。

 

直近の平成27年1月期ですね。

売上9億1728万円

当期純利益1060万円ですね。

 

驚きましたが、利益1000万円くらいでも十分上場できるのです。

マザーズなら赤字会社でも上場するところもあるくらいですから。

 

しかし、上場するまでの15年間どんな苦労したのだろう。

何がポイントで上場できたのだろう。

何をしたらよくなったのか。

そこが一番知りたいのですね。

 

特に「借金がたくさんあって今苦しんでいる」中小企業経営者にとっては・・・。

 

 

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