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2022年5月12日 (木)

倒産寸前だった鎌倉新書はなぜ東証一部上場できたか その4

読みながら「楽天」を思い出しましたね。こちら

楽天のショッピングモールは1997年5月開業。

出店数わずか13店舗。

スタート月の売上は14万円。

当時「ネットでものが売れるはずない」と相手にされないのでしたね。

 

鎌倉新書の「いい葬儀」も2000年開業。

その後ネットバブルが訪れて、楽天を初め一気に

雨後のタケノコのようにネット企業が大成長したのでした。

でも鎌倉新書はそのネットバブルにも乗れなかった・・・。

 

どうしてか分かりますよね。

葬送業界の特有の体質があったと思うのです。

 

「石材店や葬儀社など供養業界の人々にインターネットを

受け入れてもらうことが予想以上に困難だった」

そもそも

「そんなので仕事になるわけない、無理に決まっている」

そうはねつけられたのですね。

 

そもそも、このビジネスモデが、

「ネット広告により登録費用やあっせん料を払う仕組み」

すら理解されなかったのです。

 

しかし、この清水会長は違いました。

一点だけぜひ参考にしていただきたいのは、

経営コンサルタントの大前研一氏の教え。

「常にパスファインダーたれ」

 

清水氏は大前研一を師と仰ぎ「起業家塾」を受講していたそうです。

パスファインダーとは「道なき道を切り開く開拓者」

ということなのですね。

 

「清水氏が葬送業界のパスファインダーになった」と

大前研一氏自身も本で書いているそうです。

 

でも、もう一つ思い出したことがあります。

今やたら紹介している

「正直不動産」なのですね。

 

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これは不動産屋のお話なのですが、

葬送ビジネスは、特に葬儀社など昔から

地域とつながりが強くあると思うのですね。

この悪徳不動産屋と同じことを考える葬儀屋は

全国あまたあると思うのです。

地方であれば、病院やお寺など人間的な結びつきが

より強くあると思うのです。

 

個人的なことを書きますが、15年前の父親の葬儀は

確かに病院からの紹介された葬儀屋でした。

当時の経緯すらまったく思い出せないのですが、

最愛の身内の死に直面した方が、あれこれネットで

葬儀屋を探している時間も余裕もないのですね。

料金も言われるままにお支払いしたし・・・。

 

ここで葬儀屋さんについて悪く書くつもりはないのですが、

私も税理士としての職業柄、人の死の場面に多く

出会ってきました。

最愛の肉親の死を目の前にして誰もが平常心で

いられる訳ないのです。

 

不幸を食い物にしている「悪徳・・・」

であってほしくないと本当に思うのです。

葬儀屋さんをはじめ「人の死」をビジネスにしている方々は

全国で多いのです。

調べましたが、葬儀屋で上場している企業も少ないのも

そういう理由からでしょうか。

上場できない理由もあるのかもしれません。

(これ以上書きませんが・・・)

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