起業家の思考法 その4
(テレビCM『ヒラメ筋』より)
「別解力はコロナ後の目指す方向だ!素晴らしい!」
とご理解いただけたでしょうか。
でも、そう思ってもそろそろ反撃をされるのでしょうね。
会社で若い社員から
「別解力が大事です。もっと当社らしく個性を出しましょう!」
というと上司、つまり私のような「昭和オジサン族」から
「だから若い奴はダメなんだ!
いままでこうして頑張ってきたから
ウチは伸びてきたんだ。
何もわかっていない!」
そう怒られるのがオチなのでしょうね。
つまりそういうオジサン族は
「みんなと同じことをオペレーティブやった方が伸びる」
という高度経済成長期の成功体験が忘れられないのですね。
もっと具体例が出ていました。
私のような昭和オジサン族はうれしくなるような例です。
まさに「昭和ガンバリズム営業」!
「1日に10件のアポイントを入れ、これを20日間続けば、
1か月に200件のアポイントが達成できる。
その歩留まりを考慮して受注する」
1か月の受注数を倍にしたければ、1日に20件のアポントを入れるか
人員を2倍にすればいい・・・。
昭和の上司が必ずいう言葉ですね。
「営業はヒラメ筋が大事。靴底減らしてどれだけ
訪問したかが大事なんだ!」
私も40年近く前の営業マンだった頃は
「電話の本数と訪問件数が営業の数字につながる・・・」
怖い営業部長からよく怒られたものです。
「そんな昭和のやり方古いのではないですか!」
さすがに昭和の怖い営業部長には言えないのでしょうね・・・。
つまり、「社内や業界でトップを取った人」は
別解を使わず、『必死に頑張ったから』勝てたのです。
悲しいかな、別解を理解できる上司は、なかなか周りにはいないでしょうね。
上司が怒れば怒るほど
「別解は誤り、もしくはリスクが高いと思われてしまう」
そうなのでしょうね。
営業部長から怒られるくらいなら、
皆と同じように朝から晩まで営業電話をかけて
靴底すり減らして訪問するしかないのでしょうか。
「みんなと同じ方が心地良い、考えない方が楽だ。
違うことを自分一人で主張するのは面倒くさい・・・」
今の若者は皆そう思うのでしょうか・・・。
平尾社長は
「マイノリティ」と「マジョリティ」という言葉で
分かりやすく解説していました。
「マジョリティに安住している人は、周囲の流れに乗ることが
楽で安心できると思っているかもしれないが、それは間違い」
「マジョリティではなくマイノリティを目指すべし」
確かにこの「マイノリティ」を評価してくれる会社でなければ
「別解力」を主張しても存在意義がないのです。
もしくはこの「別解力」を重視する社長さんに出会うしかなさそうです。
いっそ、じげんにでも転職するしか手はなさそうな気もします・・・。
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