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2022年4月28日 (木)

NHKドラマ「正直不動産」 その4

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この正直不動産の「公式副読本」というのがあるのですね。

 

いい機会ですから不動産にもっと詳しくなろうと思って

買ってしまいました。

前回のブログで

「原作には15年前の死のことが告知義務となるか」

について議論しましたね。

 

「ガイドラインでは今回のケースで告知義務が

課されるかどうかは微妙です」

 

と書いてありますね。

何だか「公式」という割にはハッキリとは

書いていないのですね。

国土交通省に文書で回答をもらってほしいですね。

 

ガイドラインの最後に(8ページ)

 

「人の死が生じた建物が取り壊された場合の土地取引の取扱いや・・・

などは、・・・現時点では、本ガイドラインの対象としていない」

 

対象と書いていない以上、告知義務はないということなのでしょうか?

 

「社会情勢や人々の意識の変化に応じて、適時に見直しを行うことと

する」

 

というのが結びの言葉ですから、まあ変更されるのでしょう。

 

ただこの「公式副読本」読むと、

 

「間に一人挟んでいれば告知する必要はない」

 

という慣習上のお話は通用しなくなるとハッキリ書いてありますね。

 

「一回誰かが住めばOKとか、事故物件に一か月だけ住んで

ロンダリングする高額バイトがありました」

 

恐ろしいこと書いてありますね。

不動産業界の実態なのでしょうね。

本当にそんなバイトがあったり、不動産会社の新人のやる仕事で・・・

とかなり「ブラックな」ことも書いてありますね。

やはり恐るべし不動産業界なのかもしれませね。

 

この公式副読本も勉強になりますが、

「公式監修者のブログ」も参考になりますね。こちら

 

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第4話見ていて分からなかった会話ありますね。

ミネルヴァ不動産の花澤(倉敷カナ)は永瀬(山P)に

「相当あくどい手口を使うんですってね。カモを見つけたら、

うそを並べて強引に契約を結んで囲い込み、

販売活動しているふりをして徹底的に干す。

客がじれたら、価格を下げるだけ下げさせて、売りさばく」

と先制パンチ。

 

この意味分かりました?

これが分かると「これが悪徳不動産の実態か!」

納得できます。

 

 「干す」とは、売却物件として広告を出してはいるのに、

いつまでたっても購入相手が決まらないように操作すること。

売却活動を怠り、購入の申し込みがあってもブロックまでして、

徹底的に野ざらしにすることを指します。

 

「へ~そうなの!」驚きませんか?

 

そうやって売れない理由を価格のせいにして

「お客さん、この売却価格では難しいです。200万円くらい下げましょう」

と説得して売却価格を下げさせます。

 

これが不動産営業の実態ではと驚いてしまいますね。

よく住み替えで、「買いを先にしては絶対いけない」

というのはこういうことなのですね。

先に買ってしまったので、絶対売らなければならないのです。

 

でも、こういう悪徳営業マンに

「徹底的にブロックされて野ざらしにされてしまう」と

誰も買い手がつきません。

 

下げるとこまで下げさせてから

購入しそうな客に

「絶好の物件があります・・・」

 

これでも見事「両手」の成立・・・。

 

悪徳業者になると、さらに塩漬けにし

「買い取り保証がありますが、どうしますか」

とささやいてくるので、売却価格はさらにその7割程度に

なってしまいます。(原文のまま)

 

驚きですね。怖いですね・・・。

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