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2022年3月 3日 (木)

正直不動産 その3

「手数料3%」

 

についてどう思いますか?

仮に10億円の土地の売買を仲介したら

3000万円です。

巨額な利益ですね。

確かにめったにない取引だから、

そういう買い手や売り手を見つけてくることに希少価値があり

手数料が高いのでしょう。

 

何度もお断りしますが、マンガですからデフォルメされています。

この巨額を利益を獲得するために「悪徳不動産」が

かつて暗躍したようです。

 

バブルの頃、「不動産ブローカー」という方々が暗躍していました。

10億円の一度の取引で3000万円ですね。

売りで3000万円、買いで3000万円。合計6000万円!!

「不動産ブローカー」

という商売が何となく成り立つと想像つきますね。

「地上げ屋」という商売もあった地代ですからね。

 

 

20220302-090133

 

図の「中間省略登記」。

聞いて懐かしくなりましたが、今は絶対できないはずでしょう。

 

「特約条件付き売買契約」

というのがあったのですね。

 

AからCへ所有権は移転するのに、Bという「不動産ブローカー」は

名前を出さずに巨額の利益を得る構図です

40年前のバブルの頃は

朝10億円の土地が午後には20億円になっていた頃。

こういう商売が当たり前のように成り立ったはずでしょう。

10億円の土地を15億円で買ったBは午後Cに20億円で

売る・・・。

 

マンガでは1億円の土地建物を売却を依頼された

「悪徳営業マン」が1億5000万円で買い手を見つけてきて

売主には

「1億3000万円で売れました」

と告げて2000万円も「懐に入れる」

とう非常に非合法な事例が出ていました・・・。

 

税務署が聞いたらすっ飛んでくるはずですよね。

そういう意味もあって、今は絶対できないです・・・。

 

20220303-083822

 

また「あんこ業者」という隠語も初めて知りました。

意味合いは、「中間省略登記」と同じようなものですね。

 

売主と買主の間に、「不動産ブローカー」が多数入ってきて

所有権移転登記はしないものの、仲介手数料を分け合う構図ですね。

 

買主と売主から3%ずつもらえるわけですから、

6%のうちあんこ業者には1%ずつ…

みたいなことになるのでしょうか。

 

 

今はこういうことはあまりないのでしょうけど

やはり手数料3%という「高額な」取り決めがあるから

こういうことになるのではと思います。

不動産業者は増え続けている理由がここにあるのですね。

より競争が激化し、正直な不動産屋は減ってきてしまう・・・。

 

それに対して私がかつていた証券業は

手数料は非常に「安かった」かもしれません。

40年前のことで恐縮です。

1億円の株を売っても、確か0.5%くらい。

せいぜい50万円くらいだったと思います。

不動産仲介料の6分の1ですね

ですから1億円の株式の売買で100万円の手数料。

 

もう「隔世の感」がありますね。

今はどうなのだろう。

野村證券のHPをのぞいてみました。

 

20220302-083615

 

5000万円超で0.11%なのですね。

 

20220302-083937

 

もっと驚いたのは他のネット証券

楽天証券ですけど

 

3000万円超でも1070円。

ビックリしましたね。

これでは証券会社もうからないですね・・・。

 

40年間でアナログなビジネスが、ほとんどデジタル化されましたからね。

証券業界では証券取引がすべてコンピュータ化され、

昔のような手数料稼ぎはできなくなってしまったようです。

 

でも不動産業界では40年前とまったくアナログの世界のまま。

令和の時代になっても、不動産業では当時と同じ利益水準のビジネスモデルが

公然と行われているということなのです。

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