エッシェンシャル思考 その1
読書はほんとうに面白いと思える本ですね。
この本がまたリバイバルしているのです。
この本が発刊されたのが2014年。
ということは8年前なのですね。
私も「無駄に」書評を書き続けて10年以上。
たえず新刊本は手に取って眺めております。
8年前もこの本は確かに手に取りました。
でもパラパラっと眺めてから、
実はすぐ買うのをやめてしまったのですね。
どうしてでしょうか?
まったく受け入れられなかったから
なのですね。
その後ずっとベストセラーを続けていたので
「どうしてこんな本が売れるのだろう?」
これは不思議に思っていました。
最近知人から
「エッセンシャル思考が面白いよ!」
そう言われて、仕方なくamazonでポチっとしました。
数ページ読んでまたすぐ挫折しました。
「これ面白いの?」
そこでまたamazonで
「マンガでよくわかるエッシェンシャル思考」
を買ったのですね。
正直こっちの方が分かりやすいのですね。
すっと頭に入りました。
どうしてでしょうか?
この本は「エッシェンシャル思考と非エッシェンシャル思考の違い」
これを延々と書いた書物だからです。
自分がいかに「非エッシェンシャル思考」であったかということが
良く分かるのです。
でも私が何回も挫折した理由こそが、実はここにあります。
私は典型的な「非エッシェンシャル思考」だったからです。
こういう人種の方には「エッシェンシャル思考」というのは
まったく受け入れられないからです。
昭和の時代を生きてきた、ビジネスマンの多くが
この「非エッシェンシャル思考」であったでしょう。
頑張ります!
寝ずに働きます。
どれも大事です。
全部やってみせます!
締め切りが迫っているので根性で頑張ります!
家族を犠牲にしても会社のために働きます!
こういう発言を繰り返す人こそが
「非エッシェンシャル思考」の持ち主なのです。
「24時間〜♪ 働けますか~♪」
の時代でしたからね。
昭和のサラリーマンは皆そうだったのでしょう。
私もかつては40年ほど前、
某野村證券で完璧な体育会系の昭和のビジネスマン。
それがどういう訳か税理士となり、
しかし振り返ってみれば、
ずっと「非エッシェンシャル思考」
だったのではなかったのでしょうか?
これはこの本で正直反省しました。
よくブログネタにした、事務所の方針。
「24時間あなたのために。年中無休の吉田事務所です!」
これこそが「非エッシェンシャル思考」だったのだと・・・。
頭を殴られた感じがしたのです。
昭和の時代ではなく、今は令和の時代。
働き方改革があり、さらにこのコロナ禍。
時代は間違いなく変わったのです。
この本が急に売れ出した理由が
きっと分かると思います。
私も何度も挫折しましたが、私のような昭和の典型的なビジネスマンこそ
「頑張って」読んでその答えをぜひ見つけてください・・・。
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