エッシェンシャル思考 その4
エッセンシャル思考の第一番目は「選択」なのですね。
もっとハッキリ言えば、ご紹介したような「ノー」なのです。
実はこの点、私自身が受け入れなかったところなのです。
日本のビジネスマンでなかなかこの「ノー」は言えないのですね。
「そんなの無理に決まっている」
この本を当初拒絶した理由がそこにあります。
特に昭和の時代は、上司の言うことは絶対だったのですね。
令和の今では上司は「絶滅危惧種」かもしれませんが
昭和の時代はまさに上司の全盛期でした。
「理不尽」と書いて「サラリーマン」と呼ぶ時代でしたから・・・!?
長いことサラリーマンをやってしまうと
「自分で選ぶことを少しづつ放棄して、
いつのまにか誰かのいいなりになっていないだろうか?」
まさにそうでしょう。
やらなくてはいけないと考え選ぶ余地がなかったのです。
それに対して、エッセンシャル思考は
これをやろう
自分で選びとる
ということなのですね。
すいません。この感覚は正直自分自身も
忘れていたのかもしれません。
ただ今思えば、昔は上司に対して「ノー」ということは
会社を辞めることでした。
それが脱サラにつながったのだとはっきり言えます。
私のように覚悟を決めてノーと言えるサラリーマンは
当時少なかったのでしょう。
しかし、その後税理士として独立開業して20数年。
お客様がすべて重要だと考えどんな仕事も受けてきたと思います。
「仕事を選ぼう」なんて考えたことありません。
これはサラリーマン時代に培った考え方です。
営業はすべてのお客様に対して一生懸命に尽くす・・・。
キビシイ営業課長から教えられたことでした。
仕事以外でもそうかもしれません。
すべてが重要で何でも一生懸命にやってしまう・・・。
これも「悲しい性」が身についてしまったのかもしれません。
エッセンシャル思考の
「大多数のものごとが不要だと考える」
「決定的に重要なことだけを取る」
そんなことは考えもしませんでした。
この本ではその決定的に重要なことの選び方が
書いてあります。
これはぜひ読んでください。
一つお勧めしたいことは
「睡眠時間を良くとること」
これも昭和のサラリーマンなら驚きのことでしょう。
「寝ずに働け!」
これはよく言われたものでした。
証券マンは朝が早いです。毎朝9時から取引所の相場がたつので
皆7時には出社していました。
ということは6時には起床。通勤時間がかかるときは
毎朝5時起きは当たり前でした。
毎日深夜まで働いて、それこそ「寝ること自体が悪」と
されていたような・・・。
その考え方が染みついてしまったからでしょうか。
事務所にはいまでも毎朝8時には出社します。
「寝る時間を削って働く」
というのはエッセンシャル思考としては
最悪のようです・・・。
よって最近はコロナ禍で宴席がまったくないので、
夜は毎日9時には寝ています・・・。
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