家族信託とは?
昨日つい「口をすべらせて」家族信託のことを
お話してしまいましたね。
でも皆こう思っているでしょう。
「ところで家族信託って何?」
そうなりますね。
そうなると、私は
「家族信託とは・・・」
と得意満面の顔で話し出すのかもしれませんね。
でも皆
「???・・・」
となるのです。
私もこの数年、この家族信託を勉強するのに、さまざまな書物を
手に取ってみました。
たぶん市販されている書籍はあらかた買ったでしょうか。
「全部買った・・・」
とまで言いませんが、ある程度揃えると大体わかるのです。
どれも似たり寄ったりで、代り映えしないものも
ありますから・・・(失礼)
法律用語の解説に終始するものがほとんどですからね。
「家族信託って要するに何ですか?」
一般の方に対して、それにまともに答えていないのですね。
「どうしてだろう?」
本気で思ってしまいました。
でもここで自分の経験が生きてきました。
20数年前に、この業界に飛び込んできたときに
「誰でも分かる経理の本を書いてみよう」
そう思って書いたのが、
「超簡単経理」の本でした。
経理初心者が、経理でまず最初に分からないことは
何だと思いますか?
「借り方・貸し方」
なのですね。
まず、100人の経理初心者がいたら、必ず100人全員が
戸惑います。
でも我々専門家の悪いところです。
専門知識なんて誰もが持っていないのです。
それを知っているものとして書くから誰も分からなくなるのです。
「なら、借り方・貸し方を書いていない本を書いてあげよう!」
そう思って書いたのが、「超簡単経理」でした・・。
そのおかげで十番を重ね、ベストセラー(!?)になりました。
家族信託って何が難しいかというと、
「法律用語」なのですね。
今まで見たことも聞いたことがない単語が出てきます。
「委託者とは・・・」
「受託者とは・・・」
「受益者とは・・・」
もう一般の方は、もうそこだけでギブアップなのです。
人生で初めて聞く「単語」が理解できないのです。
そこで私は今考えているのです。
「難しい法律用語のない家族信託の本」
どうでしょうか?
「そんなの出来っこないよ!」
本当にそうでしょうか。
まだ誰もチャレンジしたことないようですね。
でも昨日申し上げたばかりでしたね。
「チャレンジ&イノベーション!」
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