GAFA ネクストステージ 四騎士+Xの次なる支配戦略 その5
マーケットの株価予想はもうこれくらいにしましょう。
この筆者はいわばGAFAの「名付け親」であり、かつ。投資家です。
この一連の本がなぜこんなに売れているかというと、
「GAFAという株がこのパンデミックで今後どれだけ上がるか知りたい」
という人が多いからでしょうね。
因みに、アメリカ人は株式など投資が大好きなのですね。
日本人は堅実ですから銀行預金一辺倒ですけど、
アメリカ人は今回のパンデミックによる給付金を株式投資に
振り向ける人も多かったという記述もありました・・。
この本で参考になるのは、
「プロダクト時代を支配する『赤』と『青』のビジネスモデル」
と書かれている箇所でしょう
「赤と青のビジネスモデル」をぜひご理解ください。
GAFAに崩壊されないためにも
理論武装は必要でしょう。
1つ目の「青」は何かというと
商品を製造コストより高い値段で売ること。
この代表はアップルです。
iPhonは400ドル相当の回路とガラスにしか過ぎないのに
それを1200ドルで販売しているのです。
なぜそんなに高いものでも売れるかというと、
「あか抜けた広告を使って、iPhonを使っている人は誰でも
有能でモテるというイメージを浸透させた」からです。
またネットフリックスも「青」ですね。
無料ではなく、お金を払ってコンテンツを見るというビジネスですから。
2つ目の「赤」のビジネス。
商品を無料で配り、あるいは原価以下で売り、他の企業に
利用者の行動データを有料で提供すること。
これはすぐ分かりますね。
facebookやグーグルです。
ユーチューブも無料の動画サイトですから
「赤」のビジネスですね。
テクノロジー主導の経済に移行するにつれ、第2の「赤」の
ビジネスモデルの方が利益が上がるようになってきたのです。
でもお分かりのように、ここで大事なのは「個人情報」の取扱いですね。
個人情報へアプローチすることにより「赤」のビジネスは成り立ち、
逆にプライバシーを保護することが「青」ということになります。
読んでいてドキッとしましたが、
「2020年6月、ティックトックがユーザーのクリックボードの
内容を数秒ごとに読み取っていることが明らかになった」
というのです。
問題となった以降はやめたらしいですが
「使い始めた時から2020年夏までの。スマホ上でコピーしたもの
すべてがあなたの名前で中国のデータベースに保管されている」
というのです。
これこそがまさに「赤のビジネス」です。
何だか恐ろしいと感じませんか。
「今後のビジネスは青と赤の二極化する。」
そうなのかもしれませんね。
青のビジネスは
「自分たちをプライバシーという青い旗でくるみ、顧客データを
利用しないという礼儀をつくす」
でも一方で赤いビジネスは
「航空会社からファーストフードまで、低コストを目指す赤い企業は、
広告リソースユニット(つまり顧客データ)を蓄積し、
それを本当の顧客に渡す」
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