GAFA ネクストステージ 四騎士+Xの次なる支配戦略 その6
いろいろ書きたいことはあるのですが、
「日本のパンデミック」の方も想定外で拡大してきたので
そろそろまとめましょう。
何度も書きますが、この著者はアメリカ人です。
当然ですが、これは日本人のためにアメリカ人が書いたものでは
ありません。
でも、それだけアメリカの現状が良く分かっていいいですね。
「このパンデミックによってアメリカはどうなるのだろう?
どっちの方向に向かうのだろう?」
そう考えておくのは、本当に良いことだと思います。
これも当たり前ですが、日本のことを考えて
アメリカ人はビジネス展開する訳ないですからね。
アメリカ人の本性を知ることです。
驚いたのは
「パンデミックの被害に偏りが生じた。
低所得のアメリカ人や有色人種は、高所得世帯の人々に比べて、
感染して深刻化するリスクが2倍に高い。」
このあたり、アメリカに潜む「闇」ですね。
「裕福な家庭では、通勤回数や交通費が減ったために、
家族と過ごす時間、ネットフリック視聴時間が増えた。
さらに貯蓄、株のポートフォリオの価値も増加している」
アメリカの株高はコロナのせいだと言っているのですね。
コロナの給付金を株に投資する人が増えたからです。
これはアメリカ人に対する認識を変えなければいけないですね。
「貧富の差」がこれほどまでに激しいのかと。
「裕福な家庭の子が大学に行く確率は、貧しい家庭の子の2倍。
エリート校に進む確率にいたっては5倍。」
大学のパンデミックの影響の問題についても、
大学教授らしくいろいろ力説していました。
たぶん同じことが日本でも起きるのでしょう。
「パンデミックの影響で、大学教育のあり方が根本から変わる」
「オンライン教育と受講者の減少で、何百という大学が
危機に陥る」
教育関係者はアメリカの動向を注視する必要があるのかも
しれませんね。
しかし、この本はある意味「アメリカ経済の暴露本」でもあるのですね。
「政府のカネは富裕層を助けるために使われた」
「上位10%の人々はパンデミックによってかつてないほど
いいい生活を送れるようになった」
「政策は徹頭徹尾、『金持ち有利』に変えられてきた」
ここまで読むと腹が立ってきませんか?
エンジェルスの大谷選手の大活躍でも分かるように
まさに「アメリカンドリーム」が叶う憧れの地こそが
アメリカだった訳ですから。
これほどまでに、ある意味ひどくなっている・・・。
税理士として最後に驚いた点。
相続税(アメリカでいう遺産税)の基礎控除が
アメリカはいくらかご存じですか?
「1000万ドル」!!
なのですね。
今の為替(115円/ドル)で11億5000万円!!
ですね。
日本の相続税の基礎控除は笑ってしまいますね。
たった「3000万円」ですから・・・。
38分の1ですね。
金持ちになりたかったらアメリカに行くしかないですね。
金持ちだけが優遇される「素晴らしい国」です。
「でも冷静に考えてみてください。
このアメリカという国は今後いったいどうなるのか・・・・」
(GAFA+X に負けないぞ! シリーズ おしまい)
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