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2021年11月 8日 (月)

渋沢栄一と論語と算盤 その1

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NHKの大河ドラマ「青天を衝け」ご覧になっていますか?
NHKをヨイショするつもりないですが、

結構面白いですね。

 

ご存じの通り、渋沢栄一の生涯を描いたドラマです。

2024年から1万円札が、その渋沢栄一に変わることにより

数年前から、ブームになっていますからね。

 

その渋沢栄一が書いた「論語と算盤」もベストセラーに

なっています。

 

私もこのブームに乗り遅れまいと半年以上前ですが、

買ってありました。

ただ、お得意の?「積読」でした。

 

その理由が、あまりにも、つまらなかったからです。

論語そのものを、そのまま読んでも難しいのですね。

内容が読んでも分からなければ、絶対面白くないですよね。

 

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それで数か月前に

「現代語訳でないから分からないのか?」

そう思って買った本がコレです。

 

しかしまた「積読」でした・・・(すみません)

 

NHKの大河ドラマが佳境になってきて

 

「やっぱり論語と算盤を読んでみたい」

 

と思い、再度買った本が、

冒頭の斉藤孝明治大学教授が書かれた

「渋沢栄一と論語と算盤」

でした。

 

これでようやく「論語と算盤」が分かりましたね。

しかもこの本を読みながら、今まで買った本を

読み返すと

 

「そういうことだったのか・・・」

 

ようやく納得です。

 

何といっても読みやすいですし、NHKを見ている方は

 

「そうだ・・・そうだ・・」

 

と前半は、ドラマの展開通りですから、スッと読めてしまいますね。

 

 

これはきっと学生など若い人向けに書かれているから

だからでしょうね。

 

確かに論語を、無理して原書で読む必要はないのですから・・・。

 

 

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NHKで三菱財閥を作った「岩崎弥太郎」が出てきましたね。

 

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先週までは、「三井財閥」の大元となった、

三井呉服店の三井利左衛門も出てきましたね。

 

 

でも、「渋沢財閥」ということを聞いたことが、

ありませんね。

 

渋沢栄一は、明治時代に近代国家を建設する上で大きな働きをして、

 

「日本の資本主義の父」

 

と呼ばれるくらいの方です。

生涯に500もの会社を設立したのですから、

 

「儲けに走って」いたら

 

財閥くらいは簡単にできたでしょう。

でもそれを渋沢栄一はしなかった。

 

 

NHKのドラマでも、岩崎弥太郎から接待を受け

 

「一緒にやればうまくいく。一緒に儲けよう!」

 

という誘いを断りましたからね。

 

理由は分かりますか。

論語の考え方と相反するからです。

 

「個人の富は国の富であるから、

自分だけ儲かればいいという考えでは駄目だ」

 

 

素晴らしい考え方ですね。

まず、経営者はもとより政治家に読んでもらいたいですね!?

 

現代でも通じるものがありそうです・・・。

 

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