渋沢栄一と論語と算盤 その1
NHKの大河ドラマ「青天を衝け」ご覧になっていますか?
NHKをヨイショするつもりないですが、
結構面白いですね。
ご存じの通り、渋沢栄一の生涯を描いたドラマです。
2024年から1万円札が、その渋沢栄一に変わることにより
数年前から、ブームになっていますからね。
その渋沢栄一が書いた「論語と算盤」もベストセラーに
なっています。
私もこのブームに乗り遅れまいと半年以上前ですが、
買ってありました。
ただ、お得意の?「積読」でした。
その理由が、あまりにも、つまらなかったからです。
論語そのものを、そのまま読んでも難しいのですね。
内容が読んでも分からなければ、絶対面白くないですよね。
それで数か月前に
「現代語訳でないから分からないのか?」
そう思って買った本がコレです。
しかしまた「積読」でした・・・(すみません)
NHKの大河ドラマが佳境になってきて
「やっぱり論語と算盤を読んでみたい」
と思い、再度買った本が、
冒頭の斉藤孝明治大学教授が書かれた
「渋沢栄一と論語と算盤」
でした。
これでようやく「論語と算盤」が分かりましたね。
しかもこの本を読みながら、今まで買った本を
読み返すと
「そういうことだったのか・・・」
ようやく納得です。
何といっても読みやすいですし、NHKを見ている方は
「そうだ・・・そうだ・・」
と前半は、ドラマの展開通りですから、スッと読めてしまいますね。
これはきっと学生など若い人向けに書かれているから
だからでしょうね。
確かに論語を、無理して原書で読む必要はないのですから・・・。
NHKで三菱財閥を作った「岩崎弥太郎」が出てきましたね。
先週までは、「三井財閥」の大元となった、
三井呉服店の三井利左衛門も出てきましたね。
でも、「渋沢財閥」ということを聞いたことが、
ありませんね。
渋沢栄一は、明治時代に近代国家を建設する上で大きな働きをして、
「日本の資本主義の父」
と呼ばれるくらいの方です。
生涯に500もの会社を設立したのですから、
「儲けに走って」いたら
財閥くらいは簡単にできたでしょう。
でもそれを渋沢栄一はしなかった。
NHKのドラマでも、岩崎弥太郎から接待を受け
「一緒にやればうまくいく。一緒に儲けよう!」
という誘いを断りましたからね。
理由は分かりますか。
論語の考え方と相反するからです。
「個人の富は国の富であるから、
自分だけ儲かればいいという考えでは駄目だ」
素晴らしい考え方ですね。
まず、経営者はもとより政治家に読んでもらいたいですね!?
現代でも通じるものがありそうです・・・。
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