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2021年11月17日 (水)

渋沢栄一と論語と算盤 その6

「渋沢栄一経営学」まだまだ続きます。

生涯で500社設立、起業したい経営者はぜひこの本をきっかけに、

「論語と算盤」の原書を繰り返し読んでください。

 

第4章仁義と富貴「真正の利殖法」は、まさに事業についての

心構えが書いてあるくだりです。

 

「真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ、

決して永続するものでないと私は考える。」

 

しごく当たり前のことを渋沢栄一は言っているとは思います。

 

 

「利益をあげ続けるには仁義道徳が大事」ということですね。

例えば

 

「粉飾決算して利益を上がったように見せる会社もありますが、

これは仁義道徳以前に法律さえおかしているのだから、

話になりません。」

 

テキビシイですね。

これは会計を携わる身としては、心して読んだ箇所ですね。

 

 

よく経営者や政治家が、

「法律には抵触していない」

と強弁することがありますが、渋沢栄一は納得していないのです。

 

「秘書がやったことだから・・・」

 

言い訳する政治家もいますからね。

 

「法律では賄賂にあたらないかもしれない。

でも仁義道徳の観点からすると、それをやるのは正しくない。」

 

 

ここで、現代では「仁義道徳」という言葉自体が、古臭い感じがしますが、

実はそうではないのですね。

インターネットが普及して、いわゆる「SNS」がこれだけ盛んになると、

すぐ「悪い情報」は拡散されてしまいますから・・・。

 

20211117-132544

 

合法か違法かあいまいな分野、つまり「グレーゾーン」には

絶対行ってはいけないということでしょう。

 

 

ハッキリ書いてありました。

 

「経営者の人格が問われる」

 

世の中であると。

 

 

 

「国家は健全に発達して、個人はおのおのよろしきを得て

富んでいく」

 

 

この章で一番言いたいことでしょう。

要するに、「国が富むから自分も富む」

のだと。

 

 

ここもまた税務署が聞いたら泣いて喜ぶお言葉。

 

「国家安定のもとに個人や企業はお金を設けることが

できるのだから、きちんと国に税金を納めなければならない。」

 

 

このように

渋沢栄一は道徳心を持つことが大事であるかを説きます。

 

次に渋沢栄一の名言。

 

「今日理化学がいかに進歩して、物質的の知識が増進して行くにもせよ、

 仁義とか言うものは、独り東洋人がさように観念しておるばかりではなく、

 西洋でも数千年前からの学者、もしくは聖賢とも称すべき人々の所論が、

 あまり変化しておらぬように見える。」

 

これ繰り返し読んでください。

これ100年前の言葉なのですね。

 

20211117-082122

 

斎藤教授は分かりやすい絵で表現していました。

論語の誕生した2500年前からみたら、科学技術は渋沢栄一の時代に比べ

まったく想像できなかったほど著しく進化を続けていますね。

 

でも一方では、道徳に関しては対して進歩していないのです。

 

「東洋でも西洋でも、聖賢(聖人と賢人のこと)の言うことは昔から

 変わっていない」

 

ということなのです。

 

渋沢栄一から100年後に、AIがこれだけ進化し、人間の仕事の領域を

奪おうとしていますね。

この時代を渋沢栄一が予言したわけではないと思いますが、

たかだか100年の違いだけですね。

2500年という長いスパーんを見たら、

道徳は何も変わっていないと、渋沢栄一が100年前に言っているのです。

 

 

「どんな時代に変わろうとも、道徳心の柱を持ち、学習する意欲さえあれば、

 変化に対応できるではないか」

 

ということなのです。

 

20211117-082138

 

この絵の方がもっと分かりやすいですね。

 

 

アクセルは科学、ブレーキは道徳。

なりほど!と思います・・・。

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