インボイス登録申請から一か月
(吉田のe-Tax受付システムより)
「10月1日からインボイスの登録申請が
できるようになりました!」
とアップしてからもう1か月も経ちますが、こちら
いまだに国税庁から何も言ってきませんね。
登録がまだなようです。
よほど登録申請が殺到しているのでしょうか?
因みに本日念のためe-Taxにログインしてみましたが
まだのようですね。
申し訳ないですが、現場を見ている税理士として
「登録申請が殺到している」
とは感じていないのですがどうしてでしょうか。
それどころか、まだインボイス制度について
まったくご存じない方が、結構多いのではないでしょうか。
先月まで「大騒ぎした」衆議院選挙について、
この「インボイス制度」がまったく争点にならなかったように
思います。
「このインボイス制度によって・・・となります!」
とか
「インボイス制度は断固反対します!」
とあからさまに言う政治家もいなかったように
私には見受けられました。
「インボイス制度が導入されたら、消費税も納めていない
中小零細事業者はどうなるのだろう?」
不安と心配を込めて発信しているつもりなのですが
どうもまだよくわかっていない方が多すぎて残念に
思います。
面白い動きがここ1カ月くらいでお聞きしましたので
アップします。2つの動きです。
- 個人事業主の会社設立が進んでいる
- 個人事業主を辞めて、会社員になる動きが進んでいる
現場の個人事業主の方からお聞きしたお話です。
- 会社設立
については、予想されているところです。
これは一人で起業する方もいるでしょうし、
仲間と共同して会社設立している方も多いようです。
個人事業主で、とりわけ文筆をされている
「ライター」同士で起業する動きがあるとお聞きしました。
例えば、年間収入300万円~600万円くらいのライターさんは
多いです。
実は私の地元、中野ではそういうライターがたくさんいます。
中野の地場産業のようですからね。
あとついでに言うと、中野は「売れない作家、売れない芸能人」も
地場産業です・・・!?
要するに、売上1000万円以下ですと、「免税事業者」ですので
消費税納めていないので、登録できませんし、
インボイスは発行できないのですね。
そうなると、大手出版社などから仕事もらえなくなるかも
しれないのです。
(それがどうしてかはよく考えてください)
課税事業になってて、消費税納めればいいのですけど
今後年間最低でも数十万円を余計に納めなければならなくなるのですね。
ですので、そういう方々は、
「どうせ消費税納めるくらいなら会社にしてしまおう!」
と思うのですね。
これは至極当然ななりゆきだと思います。
でも一方で、2.個人事業主辞めてサラリーマン
とう動きもあるのですね。
これは申し訳ないですが、人種的に想像できるのです。
「インボイス?何それ??」
「確定申告?面倒だし!」
「消費税!絶対払いたくないし!」
そんな状況で、発注元である大手出版社から
「インボイス面倒だし、消費税だって払いたくないでしょ。
このままインボイス発行できないと仕事打ち切らなければ
ならないし、・・・どう?この条件でウチに来ない?」
そういうスカウトがあるようです。
これは申しわけないですが、想定外の動きではないでしょうか?
よく銀行のことこの言葉で批判することありますが、
「優先的地位の乱用」
というものではないでしょうか・・・。
売上1000万円いかない個人事業主は
考え時かもしれません。
そういえば、最近開業税理士から吉田事務所への転職の
相談メール増えてきました・・・・。(内緒)
中野は「売れない税理士」も地場産業か??・・・・(もっと内緒)
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