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2021年10月15日 (金)

失敗を語ろう その7

20211015-104818

(ソニーの金のモルモット)

 

いろいろ書きたいことはあるのですが、

マネーフォワードもスタートアップ企業として上場はしたものの、

なかなか思うようにいかず苦労しているようですね。

開拓者としての生みの苦しみでしょう。

 

ただ、ある意味、辻社長のもつ愛すべきキャラのせいかもしれないなと

この本を読んで感じました。

 

「すぐに人を信じる」「誰とでも仲良くなる」

「人から嫌われることをしない」

 

辻社長自身経営者になって葛藤するのですね。

正直に書いてありました。

 

「経営者としてこのままでいいだろうか」

 

「人から嫌われることを恐れず、敵を蹴散らしながら

這い上がっていく強いリーダーの方があるべき姿ではないか」

 

そうかもしれませんね・・・。

仮想通過ビジネスで失敗した時は

まさにそう思ったのではないでしょうか。

 

2017年12月に仮想通過ビジネスを始めると

リリースしたのです。

そのために、日銀出身の金融庁で国内のフィンテック事業の調査・政策企画に

携わった経験を持つ神田潤一氏までスカウトし、60名の新規採用を行って

準備していたのです。

しかし、それがその後の相次ぐ「仮想通過流出事故」のせいで

2019年4月に仮想通過事業撤退を表明・・・。

 

システムはすでに完成していたのです。

承認を待って、ひたむきに仕事に集中する60人に

「もうやらなくていい」

と打ち明けられないジレンマに経営者として打ちひしがれます。

 

まさに失敗です。弱気の社長は部下が苦労するのですね。

「何が何でもやるんだ!」

という強い社長ではないということなのでしょう・・・。

 

この撤退の判断が正解かどうかは正直分からないです。

マネーフォワードがもっと飛躍しない理由がここにあるのではと

永年のMFファンの一人として思います。

 

マネーフォワードMEのユーザー数が1000万人を

超えたそうですが、申し訳ないですがそれを活かして

さらに飛躍していないようにも思えるのですね。

もう少しうまく課金する仕組みができればいいと

個人的には思いますが・・・。

 

あとMFクラウドの会計ソフトは素晴らしいソフトであることは

認めます。でも・・・・。

 

「金のモルモット」という逸話が最後に載っていました。

 

辻社長がかつて在籍したソニーではトランジスタ事業を初めて

開発したのに、その後発となる東芝に生産高が2倍にも

水をあけられたことがありました。

これに対して、ジャーナリスト大宅壮一氏から

「ソニーは東芝のためにモルモット的な役割を果たした」

そういわれて、悔しい思いをしたソニー社員は多かったそうです。

 

でもその時のソニーの井深大社長の発言。

 

「モルモットで結構。それこそが先駆者であり開拓者である。」

「これこそがソニーのフロンティア精神」

 

 

それに感激したソニー社員は井深社長に「金のモルモット」を

贈呈したそうです。

 

辻社長も

 

「喜んで時代を開拓していくモルモットになりたい」

 

 

すばらしいですね。

これからのマネーフォワードに期待しましょう。

モルモットと言わず、ぜひ時代を開拓して

世の中を変えてください。

 

(がんばれ! 開拓者シリーズ おしまい)

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