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2021年10月14日 (木)

失敗を語ろう その6

「設立以来利益の出ていない上場企業」

 

マネーフォワードについての疑問ですね。

 

「そんな上場企業何てあるの?」

 

素朴な疑問ですね。

 

マネーフォワードのIR情報を丹念に読んでみました。

そこに秘密があったのですね。

 

20211014-085621

 

まず売上高の推移。

 

2020年11月期で58%増の100億円超えですね。

確かに急成長はしています。

またついビズリーチと比較してしまいました。

 

20211014-084959

 

前回ご紹介した本からです。

ビズリーチの方が売上は急速に伸びていますね。

肝心の営業利益は3期前から黒字ですね。

2020年7月期で21億円もの黒字です。

 

マネーフォワードはどうしてこんなに巨額の赤字なの?

と不思議に思いますよね。丹念に読んでいると

 

「広告宣伝費を除けば黒字です」

 

という記載がありました。

 

20211014-085720

 

20211014-085758

 

EBITAとは「営業利益に減価償却費などを足す」

国際的な財務指標なのですが、

要するに

「巨額の広告宣伝費を使っているから赤字」

ということなのでしょう。

確かに年末年始の確定申告時期には

テレビCMなどでよく見ますからね。

 

2020年11月期で33億6200万円も使っているようですね。

 

たぶん戦略的に赤字にしているのでしょう。

 

あと財務体質も安定していますね。

 

20211014-085913

 

 

あと9月1日付で「プライム市場」を選択した旨を公表していますね。

「プライム市場への上場維持基準を確認した」

と記載しているのですから、こんなに赤字を続けていても大丈夫なのでしょう。

 

ブログで勝手なこと書いて特定の企業を批判してはいけませんね。

大変失礼しました。

「失敗を語りました・・・」

 

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