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2021年10月22日 (金)

経営の決断101項 その2

この佐藤会長は「定石」という言葉がお好きなようです。

 

「社長が絶対に守るべき経営の定石50項」

「決断の定石」

 

「定石」というと囲碁の用語です。

佐藤会長は囲碁をおやりになるのでしょうか?

 

私が囲碁を覚えた50年も前の頃、まずこの「定石」というものを

覚えさせられました。

基本の定石として100個~200個はあったでしょうか。

ひたすら覚えることで、基本の手筋をみにつけのではないかと

思います。

 

「経営には定石があるのでしょうか?」

 

これは長年の課題です。

私が今まで師として尊敬してきた京セラの稲盛さんにも

「経営のバイブル」

と言われる書籍がありました。

以前ご紹介しましたね。

何度も読み返した愛読書です。こちら

 

「経営の定石」が本当にあるのなら、

稲盛さんと同じことを言わなければいけないのです。

また、稲盛さんと同じように、「経営のノウハウ本」を

書かれた経営者はたくさんいますね。このブログでも

多くの経営者を取り上げましたから。

 

経営者はすべて同じことは言っていませんが、

似たような表現をされている気もします。

 

そういう意味で、稲盛さんら他の経営者と比較したら

より理解が深まるのではないでしょうか。

 

いくつか具体的に考えてみましょう。

もちろん、101項すべては取り上げませんし、

自分が納得する項目、「腑に落ちた項目」だけでも十分だと思います。

 

 

「健全性が第一、二番目は収益性、これからの時代、成長性は最後」

 

スター精密の健全性は昨日ご紹介した通りです。

 

「経営者の中には売上が伸びれば、世間も銀行も良い会社だと

思ってくれるという錯覚がまだある」

「利益を伴わない売上は追わない」

健全性を確保するためにはキャッシュが一番ですね。

これは以前、エステーの会社さんから聞きましたね。こちら

「赤字で会社はつぶれない。資金が詰まれば一晩で倒産する」

同じことをおしゃっています。

 

 

「3つの創業スピリットに外れる事業はいっさいてをださない」

 

スター精密が成長した理由がこれで分かりました。

参考になるのではないでしょうか。

 

「第一に材料をたくさん使う仕事はダメ」

 

「第二に輸送コストのかからない事業」

 

「第三に人を使わない仕事」

 

 

戦後間もない頃、静岡の田舎にあって、精密部品の加工製造業で

成長発展した理由がここにありますね。

これは現在でもいえることではないでしょうか。

 

人口が減り、需要がどんどん縮んでいくこれからの時代、

中小企業こそ、少ないヒト、モノ、カネで効率よく儲ける経営に

徹していくことが非常に重要なんだそうです・・・。

 

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