巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡 その3
2003年に南社長が三木谷さんに見いだされたことが
大きかったでしょうね。
楽天の三木谷氏はこのブログでも何度も取り上げましたからね。
三木谷さんというと必ず言うネタ。 こちら
1995年に日本興業銀行を退社した後、
1997年に楽天を立ち上げますね。
1997年5月にオープンした楽天のショッピングモールは
店舗数13店舗!
売上高14万円!
これはもう何十回も、何百回も言っていますね。
しかし楽天のショッピングモールを開業して
まだ6年しか経っていない頃なのです。
当時誰もが必ず失敗するとみられたネット販売。
三木谷氏もたった6人で始めたまさにベンチャー企業でした。
その急成長するベンチャー企業をまじかで体感できた経験は大きいでしょうね。
当時楽天球団社長は島田亨氏。
この方は人材会社インテリジェンス(現パーソナルキャリア)の
創業メンバーなのですね。
しかも、個人投資家として起業家支援をしていた方。
事業として成長させるマネジメントの要諦を島田社長から
教わります。
結局「実現不可能だと言われていた球団の初年度黒字化を
達成」することができたのですからね。
島田氏はその後楽天の本社の副社長になり、三木谷社長を補佐した後、
2017年にインテリジェンス創業当時のメンバーであった
宇野康秀が経営するUSEN―NEXTホールディングスの
副社長になったのですね。
これも以前ブログで学びましたね。(こちら)
さらに三木谷氏は小沢隆生氏を楽天球団に送り込みます。
小沢氏このときまだ32歳。
でも事業立ち上げのスペシャリストでした。
もともと小沢氏はネット―クションのベンチャー企業を立ち上げたのですが
楽天に買収されていたのです。
この4つ上の兄貴分である小沢氏からも、徹底的にビジネスを学びます。
「いいか、うまくいっているビジネス、成功している事業には
必ず理由がある。それが何か探り当てることから始めろ。
徹底的に調べ上げて掘り下げて、その本質を見つけ出せ。」
これを小沢氏は「要素分解」と呼ぶのだそうです。
ここは詳しく書いてあります。勉強になります。
しかし、すばらしいアドバイスですね。
こんな上司に仕えたかったですね・・・。
小沢氏はその後2006年に楽天グループを退社し、起業。
その会社がヤフーに買収されたことでヤフーの経営に参画。
何と、楽天のライバルであるヤフーショッピングの
COO(最高執行責任者)になっています。
南氏は2006年に楽天を退社するまでの3年間。
三木谷、島田、小沢の素晴らしい経営者たちに鍛えられます。
「3人から日々難題が降ってくる」
「がむしゃらに難題に取り組み、何度も挫折し、
放り出しそうになっても、あきらめずに困難に立ち向かっていけば
何とか道が開けていく・・・」
こうやって南社長は、楽天イーグルスの創業に関わりながら、
「ビジネス上の素晴らしいコーチ陣」に鍛えられて
日本で最高の帝王学を学んでいくのです・・・・。
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