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2021年8月 6日 (金)

売上最小化、利益最大化の法則 その11

北の達人コーポレーションが上場企業であることに

話が戻ってきたことで、上場企業について

タイムリーで重要なことを書いて終わりましょう。

 

北の達人コーポレーションは、株式市場において

2012年5月札幌アンビシャスに上場してから

2013年3月札幌本則市場(一部指定)に指定替え

2014年11月東証二部に上場

2015年11月東証一部に指定替え

とあっという間に駆け上った伝説の「大出世銘柄」なのですね。

 

証券用語で恐縮ですが、株価が10倍になることを

「テンバガー」

というのですね。

文字通り「10倍株」つまり「大化け株」の意味ですね。

北の達人コーポレーションも、もちろん「テンバガー銘柄」

なのです。

 

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しかし、現在東証証券取引所は、その市場の見直しをしているのです。

私が証券マンだった40年近く前は、東証一部の銘柄は本当に社数も少なく

間違いなく「ステータス」がありました。

今や東証一部銘柄でも2000社を超えていますからね。

 

 

その今まで東証部から部、ジャスダック、マザースと

別れていた市場を、2022年(令和4年)4月

「プライム」、「スタンダード」、「グロース」と

3つに新市場において再編成することが決まっているのです。

 

北の達人コーポレーションにとっては、今後の絵経営上大事な「試金石」と

なっているのです。

東証で発表しているのは、プライム市場では

次の基準です。

 

20210806-082807

 

 

結構厳しい基準なのですね。

ただ日本を代表するような企業がプライム市場で売買されるのですから、

売上高数兆円や利益が数千億円の企業はザラです。

確かに売上100億円で利益29億円は素晴らしいのですが

そういう超優良企業から見比べられるとなると正直厳しいのです。

 

プライム市場はそういうステータスの市場ですから、

海外の機関投資家などが投資対象とされるグローバル企業が

対象とされるのです。

事実2000社の中から600社は脱落するのではないか

ということが市場でささやかれております。

 

もしプライム市場から脱落したらどうなるか分かりますか?

当然ステータスを失う上に、TOPIX『東証株価指数』から除外されて

株価が下落する可能性があるということなのです。

 

北の達人コーポレーションはどうなるのでしょうか?

 

20210805-101829

 

7月12日に会社のHPに早速アップされていました。

現状は大丈夫なようです。

良かったですね。

ただこの基準をクリアすべく、今後も未来永劫、利益水準はキープしなければ

ならないし、グローバル展開を目指さなければならないのでしょう。

 

ご紹介したように、今までは「日本人相手の健康食品や化粧品だけで」

急成長した会社ですからね。

 

北の達人コーポレーションの宣言として、本にはこう書いてありました。

 

「売上高1000億円利益300億円を実現する戦略」

「日本代表とする次世代のグローバルメーカーとなる」

 

北の達人コーポレーションの今後が楽しみですね。

頑張ってほしいものです。

 

最後に中小企業経営者にも、エールを送って終わりましょう。

 

「上場企業でなくて良かったですね。

 会社=オレのものです。

 役員報酬も取り放題です。

 自由にドメスティックに事業展開してください。」

 

(ガンバレ! 次世代のグローバルメーカーシリーズ おしまい)

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