売上最小化、利益最大化の法則 その1
またコロナ後の経営として、中小企業の参考になる書籍を
見つけました。
「売上最小化」
だなんて、昔「売上を減らそう!」という面白い本をご紹介しましたね。
「佰食屋」といって一日100色限定のお店でしたね。
コロナ禍で何とか乗り切って頑張っているらしいですね。
しかし、今回は「売上を減らした上にさらに利益を増やすのです」
これは素晴らしい。経営学的には確かに理想です。
そんな理想の経営を目指します。
その主人公は、株式会社北の達人コーポレーションの
木下勝寿社長。見た目若いですね。1968年生まれですから52歳。
まずこの会社のタイトル通りに
売上と利益を聞いて驚きます。
売上100億円!
利益29億円!
どうでしょうか!
「こんな会社があるのか!」
永年中小企業をたくさん見てきましたが、
こんな会社みたことありませんね。
2020年2月期の実績です。
この会社2000年に木下会社が自宅マンションの
一室で起業。
何と手元資金1万円でスタート。
個人の屋号が「北海道・しーおー・じぇいぴー」
何をやったかというと「北海道の特産品のネット通販」。
軌道に乗った2002年に北海道に渡り、
現在の株式会社北の達人コーポレーションを設立。
その後健康食品、化粧品の自社ブランドを立ち上げ、
ネット販売だけで、東京、札幌、台湾、韓国に拠点。
その20年間のノウハウを開示した本です。
「ネット販売だけでこんなに儲かるの?」
驚くべき本ですね。
しかし、実はこの株式会社北の達人コーポレーションは
上場企業なのですね。
2012年に札幌証券取引所に上場。
その後2015年に東京証券取引所第一部に指定されています。
まさにネット販売だけで上場した素晴らしい会社なのです。
ネットビジネスに携わる方にはぜひとも知っていただきたい本ですね。
とここまで書いて、疑い深い私はすぐさま得意のEDINET検索。
確かに記述が正しいことも突き止めました。
2020年2月期は確かに売上100億円!経常利益は29億円ですね。
因みにコロナ禍の2021年2月期は
売上92億円、経常利益20億円になっています。
それでもすごいですね。
さらにEDINET眺めていると、その従業員の少ないこと!
なんと150人でこの利益をたたき出しているのですね。
これは中小企業でお手本となる企業ではないでしょうか・・・。
特に「パソコン一台でまず起業したい」と思っている方にはバイブルと
なるでしょう。
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