MAKUAKE式「売れる」新方式 その4
「2階建て理論」の「1階部分」というのは大事ですね。
分かりやすく言うと「揺るがない価値」、「届けるべき価値は何か」
その基本をベースにしているそうです。ここは勉強になりますね。
マクアケはお酒のプロジェクトが多いですね。
でもこの方が、私のような「左党」には分かりやすいですから、
もう少し「2階建て理論」を考えていきましょう・・・。
2017年5月、北海道上川町に誕生した「上川大雪酒造」。
「誕生した」と書きましたが、これは私自身知らなかったのですが、
新規の酒造会社に免許は、現在許可されていないからなのですね。
そこで、日本酒の製造を中止していた三重県の酒造会社を
移転する形で「地方創生ビジネス」として新たに始動させたのです。
これでもう立派な「2階」が出来上がりましたね。
大事な「1階部分」は、お分かりの通り、日本酒としての「美味しさ」です。
そのためには北海道出身で、全国新酒鑑評会の受賞歴を持つ
優秀な杜氏を起用。
マクアケでその新規開業の蔵で初めて造る「試験醸造酒」を限定販売。
この2階建て戦略が見事にフィットしたことで、
1380万円の応援購入を獲得。
これで新規開業に弾みをつけることができたのです。
「若手の夜明け2020」というプロジェクトもあります。
20代から40代までの若き世代の9つの蔵が集い、
それをブレンドした日本酒を販売・・・。
すいません。私も日本酒を飲んで40年経ちますが、
コーヒーにブレンドはあっても、日本酒のブレンドは
飲んだことないし、それこそ無かったのでしょうね。
実に斬新な発想。これこそ2階です。
9つの蔵はすいませんが。私自身どこも知らない銘柄です。
でもどこの酒蔵も必死なのです。
伝統的で保守的な酒造業界から、たぶん猛反発を受けているとは
思いますが
「地域や会社の垣根を乗り越え、日本酒業界を守りたてようとする」
姿勢は素晴らしいと思いませんか。
もう一つ、山形県で日本酒の製造販売を手掛けるWAKAZE
という会社。
何だか、社名からして酒造会社っぽくないチャレンジ精神あふれた
会社ですね。
それもそのはず、社長の稲川氏は1988年生まれ。大学院を卒業し
外資系コンサルティングを経て、独立起業してWAKAZEを設立。
WAKAZEの風味はワインを思わせるものがあるそうです。
これは私もすぐ思いましたね。以前取り上げましたが、
獺祭が当初日本にはない新しい風を取り入れましたからね。こちら
「日本酒をワイングラスで飲もう!」
と提唱したのが、私も愛飲する獺祭でしたから。
あれ以来、ワインのようなお洒落な日本酒が増えました。
ここで、「獺祭なら分かるけど、そんな素人が作ったお酒が美味しいの?」
と思いますよね。
酒造経験を豊富な方を入れて1階部分を固めているそうです。
さらに、WAKAZEはフランス・パリでも酒造を立ち上げます。
チャレンジングですね。
そしてマクアケで販売。
目標金額30万円に対して225万円も応援購入。
どうですか?
日本酒の新しい時代、マクアケが起きていますね。
どれも見るからに美味しそうですね。
とりあえず、全部飲んでみますか・・・・。
« MAKUAKE式「売れる」新方式 その3 | トップページ | MAKUAKE式「売れる」新方式 その5 »
コメント