社会保険料削減問題(令和改訂版) おまけのおまけ
(NHK将棋トーナメントより)
将来の適正な給付を受けるために、社会保険料はいったいどうやって計算されているのだろう?
疑問に思いませんか?
ここで少し、自慢話。
私も一応生命保険の代理店をやっているものですから、
資格試験の際に保険料の算定の仕組みを勉強しました。
生命保険の保険料は
『予定死亡率』、『予定利率』、『予定事業費率』の「三要素」で
計算されるのですね。
もちろん、各生命保険会社もAIで適切に計算しているのでしょう。
ここで問題になるのは、「予定事業費率」ですね。
よくお笑いの博多華丸・大吉が宣伝しているのが
安い保険料の生命保険ですね。
どうして保険料が安くなるかというと、事業費を極端に低くして保険料を
下げているからです。
もっと具体的に言うと、
「高給取りでハンコだけ押すだけの無駄な社員」は
いない生命保険会社だからです。
あれと同様に、予定事業費率をもっと下げれば
厚生年金をもっと多くもらえるのではないかと思いませんか?
厚生年金に対する不信感は、
「オレの払った保険料が日本の将来の赤字に充てられるのでは・・・」
という疑いが消えないからですから。
それこそ、NHK囲碁トーナメントのように
社会保険庁は毎日事業費をアップして、将来の予定厚生年金が見えるような
仕組みがあればいいのでしょうね。
いろいろ考えると、もっと日本政府もAI化を進めることにより
「無駄な」事業費率を削減できるのではないかと思いませんか?
社会保険庁だけでなく、官公庁やすべての市区町村にAIを導入して
「見える化」したら天文学的に「無駄な事業経費」が
削減できるのでしょうね。
AIに[忖度]というプログラムを与えなければいいだけのこと
ですからね。
ここで私が良く言う持論の
「国税庁と社会保険庁を合併して歳入省にしよう」
ということにつながりますね。
今からもう10年も前になりますが、マイナンバー制度が導入された際に
そういう仕組み自体もいろいろ議論されていましたね。
「マイナポータルができれば、すべての個人情報のDATAが
やり取りでき行政コストが飛躍的に簡素化できる・・・」
そうなのですね。
一人の日本人に、やれ国税だ地方税だ社会保険料だ・・・。
ヨってタカって納税させることより、一気通貫で納税する
仕組みができれば、より簡素化されるはずですよね。
税理士としての一意見ですが、
年末調整や確定申告で、国税以外の地方税や社会保険料が
同時に計算する仕組みができればいいのですからね。
それを人間の頭で考えるのではなく、AIに考えさせればいいだけの
ことだと思います。
そうすれば個人事業主だって、国民年金ではなく社会保険に
加入できるでしょう。
10年経ってもマイナンバーでその仕組みができない理由が
あるのでしょうね。
日本の官僚には優秀な方が多いはずです。
マイナンバー制度ができてから、私の言うような夢みたいなことを
具体的なプランで考えつく優秀な方がきっといるはずです。
不幸にもお亡くなりなった赤木さんのような真面目な優秀な官僚が、
「局長!こういう仕組みを作れば、国税庁と社会保険庁を合併できますよ!
20年後、30年後を考えて国民のために断行すべきです!」
間違いなく進言しているはずでしょうからね!?
「仕組みは分かるが、次に国税庁長官のポストを総理から
保証されているのだ。
そのプランの提出はあと3年待ってくれ・・・」
そんなやりとりが過去なかったことを祈ります・・・・。
コロナ禍による巨額の財政赤字が予想されます。
何度も書きますが、このままでは増税は絶対に避けられません。
「自分の退職金をもらうまであと数年やり過ごせればいい」
という考えのロートルの政治家や官僚に日本の未来を任せられません。
20年後、30年後の日本を考えた、AIによる合理的でシビアな「忖度」を
期待したいです。
« 社会保険料削減問題(令和改訂版) おまけ | トップページ | 税理士の料理番 その68 »
コメント