MAKUAKE式「売れる」新方式 その3
この仕組みの難しい点は置いて、
いまやたらとテレビ等で紹介されている成功話を
ご紹介しましょう。
本にも書いてあったマクアケで大成功した例です。
マクアケのサイトでいまだに見ることができます。
大阪の高槻市にある和食屋さんの例です。
大阪といっても駅から車で40分もかかるところに
このマクアケのプロジェクト実行者がオープンした「心音」という
和食屋さんです。
まさに「こんな山奥で大丈夫なの?」
と誰でも思いますよね。
タイトルで
「築100年の古民家を改装」
「気を込める料理人により日本料理店」
何か惹かれませんか・・・。
全部はアップできませんが、このサイトには
美味しい料理の写真が並んでいます。
応援購入として
ランチ8000円からのコースがいくつか並んでいます。
これを申し込んだ方が、写真の通り202名です。
応援購入金額286万4000円
目標金額は50万円ということでしたが、
「大成功」と書いてありました。
その後コロナでどうなったか?
非常に気になりますが、この和食店を紹介した理由が
この本を読んで面白かったところ。
この和食店をなぜマクアケが応援したのか?
マクアケの考え方を学ぶべきなのでしょうね。
「うまくいくブランドは2階建てであること」
マクアケが応援する、応援したいブランドには
「2階建て」なのだそうです。
そのまま請け売りですが
「1階部分に来るのは、家であれば基礎や土台であり、
お客様を迎える玄関。ブランドであれば基本的な構造部分。
つまり、食べ物であれば『美味しい』、サービスであれば
『使いやすさ』といった、その商品に備わる基本的なところ。」
「2階部分に、オリジナリティ、デザイン性、販売方法、
愛着や好感といったプラスアルファの要素」
ブランディングというと2階部分にだけが注目が
集まりがちだけど、1階部分の確かさがあってこそ、
2階部分が活きてくる・・・。
「なるほど!」と思いませんか?
ではこの和食店はどうか?
非常に遠いという奇抜な2階部分はありますし、
その山で採れた山菜を使った料理を、山中の澄んだ空気の中で食べる
それも大事なオリジナリティであり、これも2階部分ですね。
でもやはり、飲食店として非常に高いレベルの「美味しさ」こそが
1階部分なのだそうです。
よく飲食店で失敗するのは、素晴らしいアイデアの2階部分はあるのに、
実は基礎となる1階がないケース、それこそ発案者の飲食の経験がないなど・・
いろいろあるそうです。
この「2階建て理論」はいろいろ応用できそうですね。
« MAKUAKE式「売れる」新方式 その2 | トップページ | MAKUAKE式「売れる」新方式 その4 »
コメント