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2021年4月14日 (水)

スマホ脳 その6

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最後に申し上げたいこと。

「脱スマホ」

は企業の生産性を上げるには良いのではないかと思います。

 

「スマホに一日3時間費やした挙句によく眠れない、

前より不安になった、集中力が落ちたと感じるなら、

しばらくスマホから遠ざかる方がいい」

 

私も確かにそう思います。

この本のおかげでもう一つ行ったことがあります。

それは、スマホのストラップを捨てたのです。

私も開業して20数年。

絶えず、携帯(→スマホ)を首から下げて持ち歩いていました。

 

「24時間あなたのために。年中無休の吉田事務所です!」

 

これが開業当時のキャッチコピー。

顧客に携帯電話の番号を教え、メールはすべて携帯に転送し、

24時間、どんな電話にでも対応し、絶えずメールも

チェックしていました。

 

「クイック・レスポンスこそがウリだ!」

 

当時はまだ30台。巨大老舗会計事務所に勝つには

これしかないとさえ思っていましたから・・・。

 

そのためにストラップは必需品だったのですね。

それを、この本をきっかけに、ついに捨ててしまいました。

何だか、心が解放された気分です。

 

今月からスマホ料金が下げられ、企業では社員にスマホを

も持たせるところも多くなりました。

でもこれは、生産性をあげるという意味では逆効果では

ないでしょうか。

また、スマホで管理される社員の精神安定の上でも

よくないのでしょう。

 

著者の主張で

 

「集中力が必要な作業をするときはスマホを手元に置かず、

隣の部屋に置いておこう」

 

これは真理だと思います。

スマホを絶えず持っていることで、実は集中力が落ちていたのです。

 

就業期間中は、スマホを企業が預かることも、社員の集中力を高め、

ひいては「イノベーション」起こすためには絶対必要では

ないかとさえ思います。

 

あと最後に、筆者の金言。

「世界保健機構(WHO)によれば、現在10人に1人が

不安障害を抱えている。スウェーデンでは成人の9人に1人が

抗うつ剤を飲んでいる・・・。それを運動することで予防できる。」

週に2時間。45分のジョギングを3回するだけでいい・・・」

 

もちろん、走る前に「脱スマホ」です。

ぐっすり眠ることが大前提ですし、運動することで

よりぐっすり眠られるようになるのです。

私もマラソン大会の当日は本当に「泥のように」

眠ることができますからね。

 

なかなか勉強になりました。

このままスマホを野放していたら、日本でも不安障害が

さらに拡大してしまうのでしょう。

企業経営者もそれに気が付くべきでしょうね。

 

どうでしょうか?

この本には書いてありませんが、スマホから出る電磁波が

人体にとってよくないという人も多くいます。

ただ政府の方針として、これからの「5Gや6G」の世界に向けて、

スマホによる健康被害というのは、アンタッチャブルなお話

かもしれません・・・。

(総務省のHPにあえてその反論は詳しく出ています)

 

ただこの本を読んで言えることは

「脱スマホ」はコロナ後の日本にとって、

必要なことだと思いませんか・・・。

 

 

(ガンバレ! スマホが何だ!シリーズ おしまい)

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