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2021年3月22日 (月)

田中角栄 上司の心得 その4

では角栄流交渉術。

 

「ワシの演説を、皆、楽しんで聞いてくれるが、実は信頼感が

あるからなんだ。」

 

これ参考になりますね。

「信頼感のある演説」とは何か分かりますか?

 

「数字をきちんと示し、事の由来を正確に伝えること。」

 

「なるほど!」と思いますね。今の信頼感のない政治家に

教えたいですね!?

 

「数字と歴史を語ること、これ以上の説得力はない。」

 

1972年(昭和47年)9月の「日中国交正常化交渉」で

中国の北京に飛んだ時、日中間の歴史を徹底的に

頭に叩き込んでから、時の周恩来首相と交渉に臨みました。

それを相手が認めたことで、互いに胸襟を開き正常化を

進めることができたのだそうです。

 

「相手を知るべく事前調査が不可欠」

 

これはビジネスにおいても同じでしょう。

 

交渉術の要諦のもう一つ。

 

「握手の効用を軽視するべからず」

 

現在のコロナ禍ではちょっと難しいのかもしれませが、

コロナ後には使えるワザです。

 

「交渉相手の目を凝視する。そのうえで、ガツンと音がするくらいの

力強さで握手に出るんだ!」

 

 

田中角栄の伝説的な名演説は、俗に「角栄節」といわれます。

 

ではその「角栄節」の必殺話術5か条。

 

① 何を話したいのか、まず話の冒頭で結論を示す。

 

これは大事でしょうね。しかもテーマは一つか多くても二つに

絞るべきだそうです。

 

② とくにスピーチでは、聞き手との「一体感」を醸すことに

全力を挙げよ。

 

ここが最大のポイント。独りよがりの話、自慢話は最悪。

 

③ たとえ話をできるだけ織り込む。

 

ここで先ほどの「数字と歴史」ですね。

 

④ 聞き手、話し相手への問いかけ、同意を得ることを心がけよ。

 

「角栄節」に多いのが、「そうでしょう。皆さん!」という問いかけ。

 

⑤ 声には力を入れよ。

 

これも当たり前ですね。蚊の鳴くような声では説得力がありません。

力のこもった声には信頼感も増します。

 

これくらいの話術テクニックを体得すれば、

周囲、部下の評価は間違いなくワンランク上になるそうです。

 

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