2040年の未来予測 その7
2040年は間違いなく医療技術も進歩しているのでしょう。
お医者さんはこれまで、
「長年の経験で患者の顔色を見て診断」してきましたね。
これが、「将来的には患者の顔写真の撮影で、AIが瞬時に
自動判別するようになる」
そうです。
現在でも、画像診断の世界ではAIが人間を凌駕していることを
考えれば当たり前なのでしょうね。
本当にX線写真やCT、MRI、超音波画像などの診断の制度は
すでに人間がどうあがいてもかなわない領域なのだそうです。
2040年には、典型的な症状の外科手術は、
AIの判断をもとにロボットが実行するのもあたりまえになっている
ようです。
ではそんな世の中になったら
「20年後の医者はなにをやるのだろう?」
「儲かる職業の代表と言われてきた医者はどうなるのだろう?」
そう思いますよね。
「人間の医師は、前提などに不確定要素の多い患者の診察を
中心に担うことになる。」そうです。
これはAIの欠点をついた表現ですね。
「AIは前提が多いと結論を出すことができない」からですね。
つまり、「医者には知識に加え、自己の経験で判断する難しい役割が
求められるようになる」のだそうです。
さらに、「医者も二極化していく。」と
もっとハッキリ書いてありました。
「一つは、AIが判断できない臨床を行ったり、新しい治療法を
考えたりする医者」
「もう一つは、AIが示した診断を患者にやさしく説明したり、
悩みに相談に乗ったりする医者」
そうかもしれませんね。
さらに
「2040年は医者が高収入という世界ではないかもしれない」
これは、テキビシイですね。
読みながら気が付きましたが、私の立場では「医者」を「税理士」に
置き換えてもいいのでしょうね・・・。
「AIによってとって変わられる職業」
これも以前勉強しましたからね。
でも、今から想像がつくことだけではまったくないのでしょう。
この本を読んでいろいろ考えさせられました。
20年後の世界は実は「誰も想像できない世界」が待っていると思うのです。
20年前に、コンピュータの最前線の会社であったマイクロソフトの社長
であった方が
「iPhonがこれだけ爆発的に売れるとは想像すらできなかった」
と書いてあったくらいですから。
最後に、この本を最後に成毛さんは著作活動をやめるそうです。
残念ですね。成毛さんの含蓄のある文章楽しみだったのですけどね・・・。
こういうこと書くと怒られるかもしれませんが、
「成毛さんの遺作、遺言」かもしれませんね。
その分読んでいて多少暗くもなりました。
はたして20年後には明るい未来が待っているのか
すべてAIに凌駕されるほどの未来なのか・・・。
ガンどころか、再生医療によりパーキンソン病やアルツハイマーなど
すべての難病が直る世の中にきっとなっているでしょう。
不老不死の高度な医療を獲得した人類は
明るい未来を作らなければいけないはずです。
私も20年後もフルマラソンを完走できるくらい元気で
税理士をやっていられたら、きっと楽しい未来でしょうね・・・。
(最後の成毛さんシリーズ おしまい)
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