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2020年12月23日 (水)

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る その1

 

Photo_20201223102901

 

2020年は何といっても「コロナの年」でしたね。

この一生涯忘れられない年で、もっとも世界中から脚光を浴び注目された

人物と言っていいでしょう。

 

台湾のオードリー・タン氏ですね。

世界中で猛威を振るっているコロナなのですが、

現在でも台湾での死者数は10人にも満たないのです。

感染者も700人足らず。ほとんどが治癒しているそうですから

驚きです。

台湾におけるコロナを完全に封じ込めた英雄です。

 

1981年4月18日生まれですから、まだ39歳なのですね。

4年前の2016年10月に、蔡英文政権において、

わずか35歳の若さで入閣し、無任所官僚の政務委員(デジタル担当)を

務めたのです。

 

世界中から「台湾はなぜ封じ込めたのか?どうしてできたの?」

と不思議がられているのは間違いないのですね。

それで、その立役者であるオードリー・タン氏が書き下ろした本です。

 

これは本当にお勧めしますね。

誰よりも読んでほしいのは、日本の政治家ですね。

 

これほどまでに日本は遅れているのか・・・。

反省とともに何度も読み返してほしいくらいです!?

 

先に書いておきますが、オードリー・タン氏は

「トランスジェンダー」

ということがまず注目されてきました。

この方写真でお分かりになるでしょうか。

もともと男性だったのが、女性への性別移行をされた方なのですね。

「トランスジェンダー」という言葉自体もまだ日本には

まだまだなじまない言葉ですからね。

しかし、トランスジェンダーの人物が世界で初めて

官僚に任命されたのだそうです。

 

それだけでなく、14歳の時に中学を中退して、その後19歳で

シリコンバレーでソフトウエア会社を起業した経験もあるのです。

日本では中学中退の方を官僚にした実績は絶対ないでしょうし、

ちょっと考えられないかもしれませんね。

 

何といっても、台湾の懐の深さを感じますね。

35歳ながら、無任所官僚の政務委員(デジタル担当)に

抜擢した蔡英文政権は、申し訳ないですが日本の某政権とは

まったく違いますね・・・・。

 

「無任所官僚」?と聞いてまず驚きますからね。

20201223-092600

 

この図を見た方が分かりやすいでしょう。

台湾の行政院には、さまざまな部、委員会があるのです。

 

マスク対策一つとっても、「経済部」、「衛生福利部」という二つの部と

少なくとも六つの局がかかわっているのだそうです。

 

こうした部会間を横断する問題を、デジタル技術を使って

クリアにしていく役割がデジタル担当政務委員だったのです・・・。

 

「縦割り行政の打破」とオウム返しに言っている某政治家もいますが

まず反省とともに、やはり1000回は読み返してほしいですね・・・!?

 

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