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2020年12月15日 (火)

アイアンハート その6

折口氏の「カネまみれ」の悪のイメージ。

どうもこのおかげで最後まで叩かれたのですね。

 

折口氏は「カネまみれ」だろうが、起業家として大成功したのも事実です。

 

軽井沢に2500坪の別荘、屋内にプール、ボウリング場、

庭にはテニスコート、フットサルコート・・・。

10数台のスーパーカー(ロールスロイス、ベントレー、

フェラーリ、ランボルギーニ・・・)

さらにヘリコプター、30数億円のプライベートジェット・・・。

 

「ビリオネア」という称号とともに、使いきれないお金を得たのですね。

 

でもそれで幸せだったのか?

読んでいて一番興味があったところです。

 

「(お金は)あればあるほど良いのではなく、あるラインを超えると、

人生の楽しみや意味がなくなってしまうのがお金なのだ」

と悟った・・・。

 

ここですね。

 

「本当にそうなの?」

 

このコロナ禍で苦しんでいる人が読んだら

怒りだす人もいるでしょう。

 

「それならその金を寄付しろ!」

 

とか

 

「少なくとも従業員に還元しろ!」

 

いろいろ文句言う人もいるでしょう。

 

しかし、当時申し訳ないけど、本当に折口氏は叩かれたのです。

 

「これほどまで何故?」

 

きっと当時も今も思っているのでしょう。

 

「介護業界に資本主義が入ってきたこと、軽作業のアウトソーシングで

200万人もの労働者を登録したこと・・・私(折口氏)の

やろうとしていたことを面白くないと思っていた人が、

これほどまでいたのか」

 

心底思い知らされたからなのです。

 

折口氏いわく、

 

「経営者としていい加減なことをし、事業に失敗したり、

赤字を垂れ流したのではない・・」

 

そうなのでしょう。

でも叩かれたのです。

 

まあ、ちょっとくらい成功しても軽井沢に別荘買ったり、

ランボルギーニに乗ってはいけないということなのでしょうか。

 

日本人は成功者を称えるより、叩く方が好きな国民性だったのです。

折口氏はアメリカに渡ってそれに気が付いたのですね・・・。

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