アイアンハート その7
MEGU2号店でのオープニング・セレモニー
得意満面のトランプ大統領といささか緊張気味の折口氏
アメリカに軸足を移した折口氏は、
MEGUを売却して多額の資金を得ます。
そこでニューヨークに投資&コンサルティング会社
「ブロード・キャピタル・パートナーズ」(BCP)を設立します。
MEGUでやったことは
「経営を立て直して売却する」という、いわゆる
「プライベート・エクイティ・ファンド」(PEファンド)
だったのですね。
でもBCPはPEファンドを目指さないのです。
PEファンドは、
「自ら出資して、会社を立て直し、企業価値を上げ、
最後はそれを売却し多額の利益を得る」ビジネスですね。
これ何度も書きましたが、これこそ今までやってきた折口流「錬金術」。
「カネもうけ主義」と批判され叩かれた生き方です。
さすがにここで彼も気が付いたのでしょう。
折口氏いわく、
「起業家インキュベーター」
になろうとします。
「未来ある経営者に経営判断のアドバイス」
つまり、この会社はそういうコーチングを目指すのだそうです。
日本で10億円くらいの年商を生み出している中小企業は
数多くあります。
対外的に見たら「成功者」なのでしょう。
しかし、そこまで自力で企業を成長させても、
この先どうやって100億円にし、300億円にし、
そして1000億円を目指していくか。
これが確かに難しいのです。
そのための経営判断に悩んでいる経営者頬いのです。
具体的に言うと
「新規事業を始めたいけど自社で手掛けたほうが良いのか、
別の会社を買収して事業会社を設立したらよいのか、
その業種の優秀な人材をヘッドハンティング
して任せた方がよいのか。」
「同業他社をM&Aしたいがどのタイミングでおこなえばよいのか」
・・などなど確かに難しい判断がたくさんあります。
そういう迷える経営者に的確で有益なアドバイスができる
「プロの経営コーチ」に彼は今なろうとしているのです・・・。
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