アイアンハート その4
折口氏の経営哲学で外せない言葉が
「センターピン理論」
ですね。
初めて聞きましたが、これはたぶん彼の「持ちネタ」なのですね。
ジュリアナ東京やコムスンで一時的に大成功した時に
きっと本でも書いたのでしょう。
残念ながら結果が良くなかったので、当時としては
あまり広まらなかった理論なのでしょう。
でも言いたいことはよくわかりますね。
参考になるのではないでしょうか。
ボーリングをやれば分かりますよね。
「センターピン」は大事ですね。
これを外すとまずストライクは絶対無理ですし、
カウント悪いですからね。
これと経営は同じ・・・という理屈ですね。
ただ、最近ボーリングをやる人が減っているので、
ネタとしての「鮮度」は少し悪いですね。(失礼!)
まさに「ピン」とこない人も多いでしょう!?
「ジョリアナ東京はなぜ成功したのですか?」
彼は何千回、何毎回と聞かれたのでしょう。
それは
「成功した理由はセンターピンを外さなかったから。」
と答えるのですね。まさにネタです。そうすると必ず突っ込まれますね?
「ではそのセンターピンは何ですか?」と。
「いつも大勢の人がいて、毎日盛り上がっていること、
すなわち常に満員であることが、
これこそが『ディスコのセンターピン』です・・・」
「なるほど!」誰でも思いますからね。
彼は今までの成功体験をすべてこの「センターピン理論」に
置き換えています。
センターピンを別の言葉で言い換えると、
「本質」、「最重要ポイント」、「絶対条件」です。
「事業の成功」こそ「ストライク」なのだそうです。
こういう着眼点は必要なのでしょうね。
例えば、
「宿泊施設のセンターピン」は「清潔さ」
確かにそうでしょう。
「航空会社におけるセンターピンは?」
これ難しいですね。分かりますか?
彼の言う答えは
「エコノミークラスのシートの角度」
何だそうです。
この「センターピン」はすべての業種業態には
必ずあるのでしょう・・・・。
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