ワークマン式『しない経営』 その3
「中小企業では、中下位8割をいかに活性するか」
まさにこのコロナ後の中小企業の目指す方向だと思いませんか?
昭和の古典的な営業の会社ですと(どこと言いませんが・・)
「ウチの営業は本当にダメだ!全部営業マンを取り替えたいくらいだ・・・」
よく聞く社長の嘆きです。
期限を決めノルマを与えてハッパかけます・・・。
営業マンに「頑張る地獄」を強いるのですね。
挙句の果ては離職率がまた高くなっていきます。
そうなっても
「また募集すればいい・・・きっと上位2割の優秀な人が来てくれるさ・・・」
その程度しか思わないのです。
社員にストレス与えることが社長の仕事だと勘違いしているからです。
土屋専務はこう書いています。
「全国の経営者に問いたい。
死ぬほど頑張って四半期売上を達成して何の意味があるだろうか?」
ハッとする経営者もいるかもしれませんね。
(多くの経営者はそれでも気が付かないのです。)
でもこうも書いてありますね。
「頑張っても意味がない」
そう言われても余計に理解ができないのでしょう。
営業畑出身の社長ならなおさらです。
もっとハッキリ書いてありました。
「特別にできる人や異常に頑張った人しかノルマを達成できない
ような仕事のやり方では、そもそも他の人を引き上げない」
これで分かりますね。
上位2割だけ重んじる会社にしたら、中下位8割は絶対成長しないのです。
ここは中小企業として、ぜひ学ぶべき経営術なのでしょう。
ただ大事なことは書かれていました。
「ノルマがないからと言ってダラダラやっていいという訳ではない。」
「不思議なことに『いつでもいいですよ』『時間がかかってもやってくださいね』
といって仕事を任せたケースで、想定以上に時間がかかったことはほとんどない」
ココですね。多くの経営者が疑問に思うところです。
「ノルマや目標がないと営業マンがさぼってしまうのでは?」
不安になる経営者は考えるのでしょう。
ハイ。
ここがワークマン式「しない経営」の神髄ですね。
もちろん一番大事なのは、経営者の考え方ひとつです・・・・。
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