ワークマン式『しない経営』 その6
もう一つこの本の柱となるのは「両利きの経営」の紹介。
早稲田大学の入山教授の「世界標準の経営理論」の中から
いまや最先端の経営理論なのだそうです。
この本とともに、入山教授の訳による「両利きの経営」は現在ベストセラー
ですね。
この本の後半はその著者である入山教授との対談まで
あります。
対談の冒頭、土屋専務が
「『世界標準の経営理論』は私がこの10年間で読んだ300冊の
ビジネス書の中で、一番すごいと思った本です。」
とべた褒め。
早速両書とも買って読み出しましたが、なかなか難しい。
もうカタカナばかりでちょっとハードです・・・。
そのうちまとめて発表しましょう。
「両利きの経営」とはこの図が分かりやすいでしょうか。
「知の深索」と「知の深化」という単語が難しいでしょうね。
「知の進化」ではなくて「知の深化」という点にまず注目してください。
つまり、「知の探索」 × 「知の深化」 = 「両利きの経営」
「基本コンセプトは、『まるで右手と左手が自由に使える人のように、
『知の探索』と『知の深化』について高い次元でバランスを取る経営』」
これがなぜ土屋専務がべた褒めしたかというとまさにワークマンの
経営そのものだったからです。
ワークマンは、もともとは作業服という特殊分野で「知の深化」型の会社
だったのです。
そこに、土屋専務という、いままでワークマンにはいなかった
「ジャングルファイター」のような「知の探索」型の人間が入ったことにより
イノベーションを起こし、急成長したというのですね。
だからこそ、
「ワークマンこそ両利きの経営だ!」と土屋専務が
入山教授の前で自信をもって言っているのです。
すごい自信だと思いませんか。
どうでしょうか?
なかなか「両利きの経営」は難しいかもしれませんが、
ワークマンがイノベーションを起こしている理由が
分かりますでしょうか。
「しない経営」これはアフターコロナのキーワードに
なるかもしれませんね。
(ガンバレ! ワークマンシリーズ おしまい)
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