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2020年10月 2日 (金)

東京証券取引所システム障害

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こんなこと今の時代でもあるのですね?

世界の金融センター「東京」で、なんと1日中システム障害で

取引中止なのです。

 

令和の時代でもこんなことが起きるのです。

これは驚きましたね・・・。

これだから「株は怖い」のです・・・。

 

初めてブログでアップすることです。

実は私には、東京証券取引所に特別な思いがあるのです。

 

今から40年も前ですが、早稲田大学商学部証券論のゼミに

在籍していた私は、就職活動中に、東京証券取引所の就職を

薦められたことがあったのですね。

ゼミの先輩がこの会社に何人かいたからです。

結局面接の前に野村證券に内定をもらったので結局行かなかったのですね。

 

でも、その後入社3年目、まさにバブルの絶頂の頃のお話です。

転換社債部のトレーダーになったのです。

転換社債は株式に連動して価格が上下する社債です。

ほとんど株式と同じ値動きですし、あの頃は大量に売買されていました。

1年ほどトレーダーをやったころでしょうか。

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ちょうど、「ブラックマンデー」がその年にありました。

株価ボードが下落を表す緑色に。

しかもすべてのパネルが緑色なのですね。

麻雀用語でいうなら「オールグリーン」!

あの景色は一生忘れないでしょう・・・。

 

その直後でしょうか。

証券会社内で大幅な機構改革が行われました・・。

これは後から聞いたことですが

 

「吉田は背もでかいし、声もでかい。相場を勉強させるには

『場立ち』を経験させた方がいい」

 

と言われていたらしいのです。

 

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「場立ち」って分かりますか?

古い証券取引所の写真ではよくこういうのを目にしませんでしたか?

超アナログの世界なのですね。

「手振り」と称してすべて手で「売り買い」を表現するのですね。

 

しかも取引所の朝は早いのです。

毎朝始発に乗って出かけ、取引所の終わる15時まで。

まるで港湾労働者のような生活なのですね。(失礼!)

そんな生活を最低5年です。つまり、

 

「場立ちを5年くらいやらないと、本当の相場が分からない」

 

よく証券会社で神話のように言われていました。

 

取引所内で「場味」ということばで表現されましたが、

ようするに「場の雰囲気で」相場の上下を予想できる感

というものでしょうか・・・。

そういう「相場感」を養うには取引所の場立ちが一番と言われていたのです。

 

あの時、本当に場立ちにならなくて良かったと今でも思っております。

お分かりのように、その後証券取引所はすべてシステム化され

場立ちという人種は消滅したからなのですね・・・。

 

よって、「場立ちを経験しなかった証券マン」ですから、

相場のことは分かりません。

でも証券取引は「実に恐ろしいところです」

それを今でも口を酸っぱくして言っております・・・。

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