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2020年10月14日 (水)

続・こうして店はつぶれた その9

やまとマンは何ていい人なのだろう。

本当に思います。

 

「頼まれたら選挙以外は断らない」をモットーに

「買物難民」を防ぐために地域のつぶれたスーパーを次から次へと買い取り、

最後には移動スーパーまで実施してしまいます。

 

「お人好しの性格から断ることができず、次から次へと

リクエストに応えていった。」

 

「地域密着」どころか「地域土着」と表現して、

買物難民のために赤字覚悟のビジネスを続けます。

 

何だかこれは行政がやるべき仕事ではないでしょうか。

「営利企業としてビジネスとしてどうなの?」

やはり会社経営者である以上、慈善事業ではいけないのですね。

 

結果的には

「総務省から地域経済賞エコロジー賞までいただいた」

「県の教育長を拝命し・・・」

 

確かに素晴らしいことだと思います。

 

「銀行の担当者が半沢直樹だったら、どう言っただろう?」

 

「私が顧問税理士だったらどうしたろう?」

 

本当に読みながらこれは考えてしまいました・・・・。

 

お人好しの性格が挙句の果てには、甲府市から頼まれて、

中心街にある商店街に出店してしまいます。

 

当時の会社の財政状況は間違いなく厳しかったと思います。

それをあえて「100周年記念事業として」やってしまうのですね。

 

どこの地方都市でも、駅前の商店街は、郊外にある大型商業施設に

客は奪われているのですね。

いわゆる「シャッター通り商店街」などは日本全国どこにでもあるのです。

それを、「市から要請された」からといって、「補助金ももらわずに」

客も来るはずがないこんな場所にあえて出店すること自体は

無謀だったのではないしょうか・・・。

 

しかも韮崎市出身のスーパーとしては、甲府市内は完全アウエーなのですね。

「よそ者」としてそこまでやらなければいけなかったのでしょうか?

「シャッター通り商店街」の活性化などは、まさに行政の仕事ですからね。

しかもよく読むと、イオンの戦略に、まさにはめられた感じもします。

 

それでも商店街活性化のためにイベントまで企画してあげます。

 

やまとマンは、オヤジバンドを招いて商店街で

「山梨オヤジロックフェスティバル」をやるのですね。

 

しかし、商店街でロックを歌っているやまとマンを

半沢直樹なら胸倉つかんで怒鳴ったでしょう。

 

これは池井戸潤がやまとを題材に脚本書いたら、

「半沢直樹5」くらいでてきそうな場面ですね。

 

20201014-095730

 

「あなたが守りたいのは何ですか?」

 

「甲府の商店街ですか? 会社の300人の従業員ですか? 

それとも100年続いたのれんですか・・・?」

 

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コメント

守りたいもの…、特にありません(^^;
半沢直樹なら…「やれ!」と言ってくれたかも知れません(笑)
商人としての人生。
今、私はかつてないほど周りの皆さんから良くして頂き、とても幸せです!
とかく評判の悪い「甲州商人」として、最後までやり尽くしました。
従業員はすべて再就職が決まり、私は自己破産して法的に責任を取りました。会社はいつかはなくなるものでしょう。
経営に関してはそれほど適当にしていた訳ではなく、命懸けでやっていました。いわゆる「自滅型経営者」の典型でしょうが。
本ではワンマン社長に見えるでしょうが、特に暴君的な存在ではありません。なにせ子供たちの見本となるべき教育委員長ですから(^^)

この本は「こんなバカがいた」という反面教師の物語ですm(_ _)m

やまとマン様

コメントありがとうございました。
恐縮です。ワンマン社長として批判した訳ではありません。
命がけでやってこられたことは十分わかります。
でもどうしても私自身も納得がいきません。
すいませんが、もう少しおつきあい願います。
リクエストにお答えして反面教師の物語としてまとめます。

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