« 続・こうして店はつぶれた その11 | トップページ | コモディイイダ »

2020年10月19日 (月)

続・こうして店はつぶれた その12

最後にスーパーマーケットの現実と将来展望を考えながら

終わりましょう。

 

20201007-160015

 

ネットで見つけたデータです。

同業者の有名なコンサルティング会社(山田グループ)からです。

スーパーマーケットの市場規模は12兆円あって、

そのうちダントツの2強が

イオンとヨーカドー(セブン&アイHD)です。

この2社の売上高足してもこれだけで15兆円となってしまいますね。

今後はますます合併や淘汰が行われていくという、

実にMA会社らしいシナリオですね。

 

この通りかもしれませんが、まさに「スーパーマーケット戦国時代」です。

これにコンビニエンスストアの業界の表を加えたらもっと明確でしょうか。

ダントツのセブンイレブンに追随する2位のファミリーマートと

3位のローソンまで3社で完全に寡占状態ですから。

 

このコンビニ業界と、最近話題の「業務スーパー」や

もっと小規模の「ミニスーパー」まで入れたらまさに

「オーバーストア」状態が続いているというのです。

おまけにamazonを始めとする「eコマース」という

強力な新興勢力も台頭してきています。

 

今後の「少子高齢化」の世の中で、どこも生き残りに必死なのは

分かりますね。

既存の小売店だけでなく、

飲食業界のマーケットに侵食していることもお分かりでしょうか。

でももっと冷静に考えたら、卸売業や製造業、物流など、

ほとんどの業種にも影響を受けてくると思うのです・・・・。

 

 

お話が広がりすぎたので、最後に山梨県のマーケットに戻りまとめます。

 

やまとを攻め滅ぼして(すいません。)甲斐の国(山梨県)の統一を

目論んでいる県内最大手のオギノも、イオンという強大な敵が攻めてきて、

厳しい状況が続いています。

イオンこそ、まさに長篠の戦で武田軍を破った「織田信長」のようですね。

 

いずれ、もう一つの大軍ヨーカドーグループ(徳川軍?)と、

天下分け目の「関ケ原の戦い」でもやるのでしょうか?

 

 

ただ460年前なら「鉄砲」が最大の武器であり戦術だったでしょう。

でも現在はそれより恐ろしい「情報戦術」があるのですね。

 

コロナ禍で皆朝からテレビを見ています。

朝から晩まで、グルメ情報や旅行情報番組が盛んです。

特にスーパーマーケットの情報が毎日のように流されています。

 

「トップバリュの餃子は安くて最高に美味い!」

「セブンプレミアムのスイーツは最高だ!」

 

タレントが実に美味しそうに食べるものですから、誰でも買いたくなりますよね。

巨大資本がマスコミと手を組んだら負けるはずがありません。

 

でも本当にそれでいいのでしょうか?

日本の小売業はこれでは衰退してしまいます・・・。

 

20201019-085317

 

きっといつかやまとマンが、救いに来てくれるのでしょう。(写真はウルトラマン)

やまとマンが、ウルトラマンのようにもっと強くなって戻ってくれることを

心から願います。

 

やまとマン様、おつきあいいただき誠にありがとうございました。

韮崎には、弱きを助ける心優しき「やまとマン」がいたことを

皆絶対に忘れないと思います。

 

(がんばれ! やまとマンシリーズ おしまい)

 

 

« 続・こうして店はつぶれた その11 | トップページ | コモディイイダ »

コメント

吉田さん、ありがとうございます。
「大丈夫!心配ない!何とかなる!」
お楽しみはこれからです(^^)/
良きご縁に感謝いたしますm(__)m

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 続・こうして店はつぶれた その11 | トップページ | コモディイイダ »