なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか? その8
ところで、「三ツ星レストラン」って東京にはいくつあるのか
ご存じですか?
2020年版ミシュランガイドによると11店舗です。
有名なところらしいですが、すいませんが一度も行ったことのない
お店ですね。
この三ツ星を獲得することが経営者として幸せなことか、
村山シェフは考え直したのでしょう。
そういえば、ご紹介したドラマ「グランメゾン東京」はコロナの前の
お話でしたね。
このコロナ禍により、どうも人間の価値観が変わったように思うのですね。
この本の秀逸なところは、なんと!
サイゼリヤの正垣会長、堀埜社長と村山シェフとの
対談なのですね。
このスリーショットは驚きですね。
これ見た瞬間に
「なんだ!サイゼリヤ全面協力のサイゼリヤ寄りの本だったのか・・・。」
とは思ってしまいます。
しかし、この対談はコロナ禍で飲食店経営者にとっては必見ですね。
飲食業界の雄であるサイゼリヤの経営ノウハウが詰まっていますからね。
「コロナのような大不況が来たら、何をやるかっていうと、
ゼロベースって言う『経費を全部見直す』。どれが必要か、
必要ではないかと。つまり減量。」
「一番大事なのは生産性を確保すること。コックさんをタダで働かせるような
昔の方法だと生存できない。」
かなり手厳しいですね。生産性なんて考えたことのない飲食店経営者も
多いでしょうからね。
「タダで働かせず生産性を上げる」ということがお分かりになりますか?
「ビジネスの目的って何かっていったら、人のために何か役に立つために
自分が生きる」ってこと。
このことが良く分かっっている村山シェフは必ず成功する
っとべた褒め。
「このままやって100店舗にはなる」
とまで言われてしまうのですね。
要するに、「三ツ星レストラン」何てつまらないところ目指さないで
自分のやり方で突き進むべしということなのでしょう。
挙句の果てには、正垣会長から
「サイゼリヤの社長やったら?」
とは少し言い過ぎではないかと思うくらい・・・。
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