« ワークマンはなぜ2倍売れたのか その7 | トップページ | ワークマンはなぜ2倍売れたのか その9 »

2020年8月 7日 (金)

ワークマンはなぜ2倍売れたのか その8

土屋哲雄氏はつぎつぎにワークマンを変革していくのですが、

変えなかったこともあるのですね。

ここも勉強になりました。

 

店の標準化と現場主義で無駄をそぎ落とす「リーン経営」。

 

これこそワークマンのDNAなのですね。

それは尊重し絶対変えないのです。

 

店の標準化というと売り場面積100坪で駐車場10台。

これが標準的なワークマンのお店です。

品ぞろえも、店内業務もすべてマニュアル化されているというのです。

 

「リーン経営」はローコスト経営につながります。

ご紹介したようにワークマンは原価率64%なのです。

通常、小売業で64%なんてありえないですね。

 

100円売れても儲けは36円しかないのです。

ここからさらにFC加盟店に利益を分配しても10%を超える

営業利益を出しているというのです。

 

20203

 

すいません。ここで疑り深い私は、またEDINETで有価証券報告書を

確認しました。

「原価率64%で儲けが出るはずない!」

税理士として悲しい性ですね・・・。

 

2020年3月期で売上高1220億円。経常利益で206億円。

最終の当期純利益でも133億円です。

営業利益で191億円もあり15%です。こんな企業ありません。

 

売上に占める店の家賃を3%に抑えることなど販管費を抑制しています。

無駄を抑制する「リーン経営」についてもっと書くと、

 

「歓送迎会といった社内行事はしない」

「日本フランチャイズチェーン協会といった業界団体への加入はしない」

「仕入れ先の接待はしない」

 

もう徹底していますね・・・。

業界団体の行事や仕入れ先の接待で、言い訳しながら常に酒飲んでいる

会社経営者にとっては、たいへん耳の痛いお話ですね。

 

あとこのワークマンで有名なことは

「海外展開を一切しない。」

これ驚きませんか。

まだ一切進出していないのです。

「今どき中国にリアルの店舗を持ってもしょうがない。」

とハッキリ言い切るのですね。

中国ビジネスに精通している土屋哲雄氏の哲学です・・・。

 

あと人間関係、利害関係人(ステークホルダー)を大切にするビジネス。

国内の仕入れ先を30年以上に渡って取引を続けて信頼を築き上げ、

特に加盟店であるFCオーナーを大事にしています。

FCのうち99%が再契約しているそうです。

親子で引き継ぐことも多いそうです。

コンビニの再契約率は知りませんが、親子代々コンビニです・・・

というのはあまり聞いたことないですね。

 

コンビニとの差で強調されてる点で

「ロイヤリティーが一定」

ということです。

これもコンビニ経営者が聞くと驚く点なのです。

なぜならコンビニは

「店の売上が伸びれば伸びるほど、ロイヤリティーの率が上がる」

というコンビニ本部が有利な仕組みだからです。

冷静に考えると、確かにおかしいのですね。

ワークマンはFCオーナーが頑張って売上を増やせば

その分収入が増える仕組みで、さらに報奨金制度もあるのです。

 

そろそろ会社辞めて、ワークマンのFCオーナーにでも

なりたくなってきましたか・・・・。

« ワークマンはなぜ2倍売れたのか その7 | トップページ | ワークマンはなぜ2倍売れたのか その9 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ワークマンはなぜ2倍売れたのか その7 | トップページ | ワークマンはなぜ2倍売れたのか その9 »

フォト
2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31