10年後に食える仕事食えない仕事 その2
「仕事は何でもAIやロボットに変わる」
「だからみな失業してしまうのだ・・・」
そんな妄想が数年前からあります。
この本ではまず、世界初のロボットホテルの「変なホテル」の
例が出ていました。
ホテルのフロントがロボットですね。
部屋には「ちゅーりーちゃん」というロボットが、客の対応するのですね。
あれから数年、日本中のホテルのフロントが
すべてロボットになっていませんね。
筆者としてはAIの使い方を間違っていると
言っていると思うのです。
これからの経営者は「AIの強み」、「人間の強み」を理解すべきなのです。
ここで「AIの強み」、「人間の強み」を見ていきましょう。
ここは勉強になりました。
まず、そもそもAIが業務に用いられる際には
「情報取得」→「分析」→「執行」
というプロセスを必ずたどるのです。
情報というのはデジタル取得です。いわゆる「ビック・データ」ですね。
それを、まさにコンピュータが得意とする分析するのですね。
さらに重要なのは、それを執行するのが人間だということです。
AI研究者は、その執行までAIがやると「AIに支配される未来」を
憂えてみせているのです。ですので、そのあたり良く分かっていない人を
やたら心配させるのです。
でも現在のビジネス環境では、「執行環境がないAIは仕事ができない」
のだそうです。
例えば現在損害保険会社のコールセンターではAIの
導入実験を進めているそうです。
人員は半減までするそうですが、すべてはAIには
切り替えないというのです。
事故処理の緊急電話をしたと思えば分かりますね。
電話口でに出た方がAIだったら怒りますよね。
事故を起こしたばかりで緊張して不安なのです。
生身の人間がきちんと対応してほしいですからね・・・。
では、一方で人間の強みは何でしょうか?
AIがいくら発達してもAIにとってかわられない職業ですね。
筆者は5つ挙げています。
1.創造ワーク
2.感情ワーク
3.信用ワーク
4.手先ワーク
5.ボディワーク
難しいですか?
「AIにはできないこと」を思い浮かべていけばよいのでしょう。
これをよく理解しておけば、将来AIによる失業は免れるのです・・・。
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