10年後に食える仕事食えない仕事 その3
では、その人間の得意とする5つの分野を見ていきましょう。
1.創造ワーク
これは異論はありませんね。発想力、構想力。
ここは機械では絶対真似のできない分野です。
「過去のデータをいくら組み合わせても、まったく新しいものを
生み出せない」のです。
小説家、漫画家、作曲家・、画家、建築家、デザイナー・・。
お笑い芸人なんかもそうだそうです。
まあ、AIのお笑いなんか見たくもないですが・・・。
2.感情ワーク
高級レストランのウェイター、高級ホテルのスタッフなどが
該当します。
「場の空気を読み、適切に対応することが求められる」のです。
ということは、冒頭ご紹介した「変なホテル」のスタッフも
実はそうだったのです。
そういうことを理解していなかったため、ロボット「ちゅーりー」は2015年から
4年間の間で、すべて「リストラ」されいなくなったそうです・・・。
個人的なお話として、フロントにロボットがおいてあるホテルなんか
絶対行きたくありません。
心配りの行き届いた「和服着た女将さん」が
にっこり対応してほしいですから・・・。
3.信用ワーク
これは、記者、編集者、コンサルタント、弁護士などが
あてはまります。
信頼関係を前提とした商売ですね。
人間本来の性質として、「信用のない人間には重要なことを話せない」
ですからね。
ということは、「税理士」もこの分野に該当しますね・・・。
4.手先ワーク
「機械化が最後までできない、指を駆使した手先の作業」のことを
指すそうです。
例示として、新幹線の清掃チームのことが出ていました。
これは以前書籍で勉強しましたね。こちら
「ルンバ」がいくら進化しようが、機械には代替されないのだそうです。
5.ボディワーク
文字通り「ボディ」が必要な職業ですね。
警察、消防、救命医、自衛隊、警備員・・・。
以上5つが人間の持つ強みなのだそうです。
言い返せば、「AIやロボット」の弱点ですね。
つまり、AIには想像力がなく、感情がなく、信用がなく、
手先作業ができなず、身体性もないということなのです。
これを理解することで、AIが得意とする分野、
人間が得意とする分野に区分されるというのです。
分かりますか?
AIが得意とする分野をするより、人間が得意とする分野を
今後やっていた方が生き残るはずと想像できますよね。
逆に、AIが得意とする分野で、かつ、人間が不得意とする分野は
絶対的に不利だと思いますよね。
つまり、「10年後に食えない仕事」がまさにそれに該当します。
それこそ「今すぐ食えなくなる」仕事かもしれませんから。
ハッとさせられたことですが、意外にそれに気が付いていない経営者も多くて、
いまだに「10年後も大丈夫だと」信じているのですね。
「変なたとえ」で言います。
織田信長は、1575年の「長篠の戦」で新兵器「鉄砲」を使って、
1万5000人もの大軍を率いる武田勝頼打ち破りましたよね。
武田勝頼は鉄砲という新兵器をまったく想像すらしなかったのでしょう。
「AIなんてまだまださ・・・。今までもこれからも大丈夫さ・・・」
AIという新兵器を信じていないアナログの経営者は多いのでしょう。
お叱りを覚悟でハッキリ書きます。
「AIが得意とする分野」に切り込んでいく経営者は、
「鉄砲に向かって刀で向かっていき撃ち殺される」
武田軍なのですね・・・(!?)
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