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2020年6月 3日 (水)

破天荒フェニックス その2

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では、今回の主人公、田中修治氏のご紹介。

 テレ東の「カンブリア宮殿」から拝借しました。

1977年。埼玉県生まれ。

高卒後すぐ起業します。まず最初が「便利屋」というのが面白いですね。

マンガ喫茶、携帯電話ショップ、居酒屋など・・・。

若者にありがちな職種ですね。

「カンブリア宮殿」では紹介されていましたが、その時になんと

2億8000万円の借金。

20代でそんな借金はできないと思いますが、

「番組では叔父さんに保証人になってもらって・・・」

といっていましたので資産家の親族がいたのでしょう。

 

でも20代でこんな多額の借財を抱える方は普通いませんね。

「だからこそ借入金14億円もの会社を買うことができたのだ」

これは番組のMC村上氏も言っていました・・・。

 

その後、Web制作会社を設立するのですが、ITブームのおかげで、

わずか4年でその借金を返済したということですからすごいですね。

経営者としての才覚があったのでしょう。

 

ここで私なりの「突込み」。昨日ご紹介した前社長は

東大卒で元日本興業銀行。

でも東大卒だろうが、もと興銀のエリートサラリーマンだろうが

経営者としては関係ないのですね。

高卒でも田中社長のように立派な経営者になれるのです・・・。(前社長すいません)

 

それとこの田中社長には、素晴らしい「相棒」がいました。

財務担当の元銀行員の奥野氏ですね。

もともとこのオンデーズを仲介した投資会社の社員だったのですが

の投資会社をやめて田中社長と合流します。

なかなか田中社長のブレーキ役としては素晴らしい役割を

果たしてきたようです。

ビジネスパートナーとしては最高の方だったのでしょう。

でも最初に買収をしようとしたときは当然大反対します。

 

「20億円の売上しかないのに、14億円の負債を抱えているということは、

2トントラックの荷台に1.4トンの砂利が載っかっているようなもの

です。

そんなトラック重くてスピードが出ないし、運転も難しい。」

 

なかなか的確な表現ですね。

今度この表現を拝借しましょう。

 

顧問税理士として多くの中小企業を見てきましたが、

さすがに売上20億で借金14億円はいなかったですが、

「積載量の小さなトラック」に「たくさんの砂利」を載せたがる

「燃費の悪い中小企業」をたくさん見てきましたから・・・

(これはご内密に・・・)

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