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2020年5月27日 (水)

起業家の勇気 その7

2006年(平成18年)はUSENにとっては、つかの間の「天国」の

時代だったのでしょう。

USENの株価は1月に上場以来の高値3800円をつけ、3月にインテリジェンスと

学生援護会を合併し完全子会社化します。

同時に、USENの代名詞となった「Gyaoのモバイル版」の放送開始。

Gyaoの加入者は1000万人を超え、毎月100万人ペースで増えていきます。

 

さらに、この時三井住友銀行とゴールドマンサックスを主幹事とする

500億円のシンジケートローンを組みます。

しかし、これこそが、のちに大変な目にあわされたローンでした・・・。

 

本当に、宇野氏は本当にジェットコースターのような人生です。

その後Gyaoの業績低迷に加え、派遣業界に起こった「二重派遣問題」など

経営環境は急速に悪化します。

さらに冒頭申し上げた2008年のリーマンショック。

3800円あった株価はなんと200円に・・・。

 

ここでシンジケートローンの主幹事から強烈なゆさぶり。

「倒産させたうえでの再建」まで考えていたようです。

銀行の身勝手さを本当に思いますね・・・。

ここ読んで、「半沢直樹」の大和田常務をすぐ思い出しましたね。

 

Photo_20200527094301  

 

三井住友銀行の大和田常務ならぬ「原田良輔常務」が実名で出ていました。

「借りた金を返さないのは泥棒だ」

とまで罵声を受けます。

 

さらに、ゴールドマンの小泉泰郎氏。

担当者を紹介するために原田常務にあいさつに行くと

「名刺を出す前に、お前のやることはまず土下座することだ」

 

本当に「半沢直樹」の大和田常務以上の憎らしさです・・・。

 

結局、宇野氏は退任させられます。

このあとUSEN-NEXTを上場させた後に2017年、

なんとUSENにTOBかけます。

 

辞めさせられた会社をまた買い戻すのですから、

これはすごいことです。

きっとそれだけ父親が作り上げたUSENに愛着があったことと、

銀行に対して心底「恨み骨髄」だったのでしょう。

 

「どこかであいつらを土下座させてやる・・・」

 

それぐらいの「覚悟」はないとベンチャー企業の社長はできないのでしょう。

でもこんな大変な時に、「トライアスロン」をやっていたとはさらに驚きです。

 

 

現在宇野氏は、傘下に18社を納める「USEN-NEXTホールディングス」

の代表取締役CEOです。

売上高1兆円を目指すと書いてありましたから、

どこかでそれを達成させて三井住友銀行にTOBを

かけるくらいの野心がきっとあるのでしょう!?

 

ただ、三井住友銀行の原田常務は、その後SMBC債権回収の社長になったようですが

もう退任してしまったのですね・・・残念。

 

しかし、こんな経営者が日本にいるのですね・・・。

「起業家の覚悟」をご理解いただけたでしょうか。

 

(コロナに負けるな! ガンバレ起業家シリーズ おしまい)

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