カンブリア宮殿「いきなりステーキVSすかいらーく」 その6
「企業側の論理で拡大していくのか、お客の論理で拡大していくのか」
まさにココです。
会社が急成長して、周りからちやほやされて、経営者は
「あれもしたい。これもしたい。」
そう思いますね。
銀行や証券会社、得意先、仕入先などからも
ヨイショされ、まさに天狗になってるからなのですね。
利害関係者はビジネスですから急拡大は大歓迎ですからね。
ここで落とし穴です。
「したい思いがいっぱい出てどこか欠落する。」
でも悲しいことにトップは知らない。
分からないのですね。まさに「裸の王様」です。
この絵面白いと思いませんか。
ズバリ言われて悲しい一瀬社長・・・。
これはトップにぜひ知っていただきたところです。
「部下は分かっているのです。」
「何でこれをやるのだろう?」と。
それが3回くらい続くと、部下は不信感につながるというのです。
これは感心しますね。
さすがカリスマ経営者です。
これはアメリカ進出したことを、暗に批判していますね。
証券会社の口車に乗せられて、米国のナスダック市場まで
上場してしまったのですから。
でもいきなりステーキだけでなく、どのお店も
「俺のところだけは大丈夫だ。」
そう思う、思いたい経営者も多いのでしょうね。
でもある時人口が止まって店を出すところがなくなるのです。
これ私も何度も言っていますように、これからは「少子高齢化」の
世の中ですからね。
よい立地での店舗展開は永遠に続けることは絶対に無理なのです。
ここで肝心なのは、
「止まったときに今まで価値づくりをしていなかった弊害が出る」
のですね。
恐ろしいお話です。
まさに今いきなりステーキが直面している問題なのですね。
そうなるとどうなるか?
ズバリ。
3年たつと他社に追い付かれ崩れていくのです・・・・。
理由は分かりますね。「価値がない」から。
つまり、ビジネスモデルを真似された同業のステーキ屋に
どんどん食われてしまうというのです。
さすが、飲食業界を知り尽くしている
「カリスマ」といわれる理由がよく分かりますね。
« カンブリア宮殿「いきなりステーキVSすかいらーく」 その5 | トップページ | カンブリア宮殿「いきなりステーキVSすかいらーく」 その7 »
« カンブリア宮殿「いきなりステーキVSすかいらーく」 その5 | トップページ | カンブリア宮殿「いきなりステーキVSすかいらーく」 その7 »
コメント