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2020年3月23日 (月)

カンブリア宮殿「いきなりステーキVSすかいらーく」 その4

 

ではいよいよ本題に入ります。

なぜいきなりステーキが「失敗」したのか。

これは実に参考になります。

 

「価値づくり」ということをまずカリスマ横川氏が言っています。

 

「価値づくり」とはどういうことでしょうか?

いきなりステーキの「魅力」、つまり「いきなりステーキの価値」とは何だろう?

 

と考えてみてください。

まず

「立って食べることにはまったく価値がありません。」

横川氏もこれはバッサリ。

 

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やはり、「美味しいお肉を安く食べれる」ことに価値が

あったのですね。

 

「たった1500円で300グラムの分厚いステーキが食べられる」

 

そこにお客さんが価値を認め驚愕し、圧倒的な支持を得たわけです。

 

でもその後g5円がどんどん値上げしていきました。

6円になったり6円50銭になったりと・・・。最後は7円。

 

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「その後関税が下がったはずなのに逆行していった・・・」

 

キビシイ指摘に対して一瀬社長は、

 

「そんなはずない。分厚いステーキを提供するには・・・」

 

と防戦一方。

でも高く感じるようになったのだから行かなくなったのだと

MCは分析しています。消費者は実に的確に判断しています。

 

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ここでカリスマ横川氏の経営学。実に参考になります。

すかいらーくやジョナサンで学んだ経営哲学です。

 

どんな経営コンサルタントより重みがありますね。

何といっても実践して、そして失敗してきたわけですから・・・。

 

「すかいらーくを始めた時、まず始めにお客のための『価値づくり』をした」

 

このお客のための価値づくりというのお分かりになりますか。

 

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店づくりや立地や、それこそ丘お客さんのために傘袋まで作った」

何といっても、この横川氏はファミレスの「生みの親」ですからね。

 

お客さんが喜ぶためなら何でもやったというのです。

 

番組後半で若手飲食店経営者の相談に乗るという企画が

ありましたが、そこにも価値づくりです。

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「駐車場に車止めてお客さんが降りてきたら降りて、人数を数え

その人数分のお水とおしぼりを持って待っていろ」

 

と指示したそうです。

今どこの飲食店だと入店すると、当たり前のように

「何名様ですか?」

と聞かれますね。

 

そんな驚きの手法は、いささか古典的手法かもしれませんが

ファミレス創成期に、お客が喜ぶためにはと、必死になって考えたのです・・・。

 

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