踊る町工場 その7
すいません。
コロナ騒ぎで脱線して、大事なお話が途切れていましたね。
しかし、これだけの日本経済の根幹を揺るがす大問題で、
大企業はもとより、中小零細企業は、しばらく影響を受けることに
なるのでしょう。
中小企業零細業者にとっては、未曾有の経営難に陥るのかもしれません。
海外からの観光客が激減し、能作のような伝統地場産業にも
さらなる逆風が吹き荒れるののでしょう。
何か手立てを講じないと生き残れない場面が
きっと出てくるのかもしれません。
そういう意味では、この能作の奇跡的な復活劇は参考になるし、
ぜひ真似していただきたいのです。
能作社長が、
「一番悪いのは何もしないこと」
とハッキリ言っています。
下請けに甘んじ、チャレンジ精神を
忘れてはいけないのだそうです。
能作の商品開発力は、まさに「アイデア力」ではないでしょうか。
これこそ、何度も申し上げる「デザイン経営」なのですね。
能作の大ヒット企画
「錫(すず)婚式」
です。
結婚後25年、50年の節目を
「銀婚式」、「金婚式」というのは誰でも知っているの
ですが、
「結婚10年目であえて錫婚式をしましょう」
というアイデアであり、ライフスタイルの提案なのですね。
自分もそうでしたが、結婚後10年目というと、仕事に追われ、
子育てに追われてなかなかそんな余裕がないかもしれません。
自分の経験では結婚10年というと35歳の時。
税理士試験3科目まで受かっていましたが、
小さな税理士事務所の番頭として毎日遅くまで仕事に追われながら、
寝る暇も惜しんで受験勉強もしていました。
そんな時に
「錫婚式なんか挙げていらるか!」
と突っ込みたいところですが、写真見ると実に
うらやましいですね。
何だか、「銀婚式」や、それこそ「あるかどうか分からない」金婚式より
現実的なのではないでしょうか。
きっとその頃なら子供たちも喜んでくれるだろうし
幸せオーラ満開ですね。
「錫婚式を挙げて錫製品の記念品を配る・・・」
なかなか能作社長は実に素晴らしいアイデアマンですね。
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