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2020年2月 6日 (木)

踊る町工場 その4

この風鈴見て驚きませんか。

実にきれいですね。

透き通るような「ヘアライン加工」という技法を用いているのですね。

どういうことかというと、金属の表面に髪の毛ほどの細かい傷を

つけて質感を強調しているのです。

自社製品開発にあたってアドバイスをいただいたデザイナーが

「商品開発にあたってはデザインの視点を持つこと」

と強調されていたからなのですね。

 

これなのですね。最近よく取り上げていますが、

まさに「デザイン経営」なのです。

経営者はこれからは「デザイン」の感覚が求められているのです。

 

能作は風鈴で大ヒットしたものそれだけで終わらなかったのです。

しかし、このあたりでしょうね。

「生みの苦しみ」をしたはずなのですが、さらっとしか書いてありません・・・。

実はここから食器生産にシフトするのです。

しかし、最初真鍮で食器を作ろうとしましたが、

これは食品衛生法上、食器としては使えないということが分かったのです。。

それで次に取り組んだのが「錫」でした。

 

でも「錫」はやわらないという欠点があったのです。

それで他の金属を混ぜて硬い合金にして使うのだそうです。

しかし、そういうメーカーは既に存在していたのです。

 

そこで能作社長はどうしたか?

「錫100%」の食器の開発に取り組んだのです。

 

ココですね。

「他の産地の邪魔をすることなく、能作の強みを具現化」

しようとしたのです。

ここに能作社長の素晴らしい「ベンチャー・スピリッツ」を

感じますね。

 

ただ「錫100%」の開発は苦労します。

やわらかさを補うために肉厚にしたそうですが、

これだと重くなってしまいます。

それと錫は金銀についで高価なので、体調に使うと高価になってしまうのですね。

 

そこで、デザイナーからのアドバイス。

 

「曲がるならまげて使えばいいのでは?」

 

 

 

弱みを強みに変える逆転の発想。

 

「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」

 

ではないですが

 

「曲がるなら 曲げて使おう すず食器」!?

 

Kago

 

そのヒントを得て、錫を「あえて曲げて」食器を作成。

これは仙台出身の女性デザイナーが七夕飾りをヒントに発案したそうです。

これ解説すると、右側は通常のカタチです。

これを左側のように手で曲げて使うのですね。

この発想が斬新だったわけです。

 

この「曲がるKAGO」が大ヒット!

これも「デザイン経営」!

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