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2020年1月28日 (火)

10年後の税理士業務とAI

 

「2030年には税理士業務はどうなっているのだろう?」

 

先日ご紹介した落合さんの本の影響でしょうか。

ここずっと考えております。

 

「とりあえず、まずAI化に向けてパソコンを最新に入れ替えよう!」

ということで、まずすべてWindows10に交換しました。

2020年版にすべてソフトも一新です。

 

それと、AIを使ったクラウドサービスの会社と一社提携してみました。

これについて詳細は、まだ「内緒」です。

そのうち、「自慢げに」アップするとは思いますが・・・。

 

落合さんではないですが、この10年でAIは間違いなく

「格段に」進歩すると思うのですね。

AIについてなぜそう思うかは、税理士の中では

囲碁をよく理解しているからなのですね。

 

今から10年前の2010年当時、その頃の囲碁ソフトは弱いものでした。

アマチュアの高段レベル。プロ棋士には全く勝てないのものとされていました。

AIがチェスや将棋は勝てたとしても、囲碁のトップ棋士に追い付くには

30年かかるといわれていましたし、事実私もそう思っていました。

その直後に「モンテカルロ法」という

「乱数を使って膨大な演算を重ね、その結果を基に、確立などを算出する手法」

が開発され格段に強くなっていったのです。

それから数年後にグーグルの開発チームが巨額の費用をかけて挑みました。

 

Photo_20200128094401

 

2016年、当時世界最強と言われた韓国のイ・セドルが

人工知能囲碁と対局。

人類史上初めてコンピュータが人間に勝ったのです。

本当に衝撃な事実でした。この衝撃はやはり囲碁をやったことがない方には

絶対分からないでしょうね。

 

その直後、グーグルは囲碁の開発をやめてしまったのですが、

AI囲碁は目覚ましく強くなっていったのです。

つまり、「AI同士が対局を繰り返し、独学で最も勝率の高い打ち方」を

編み出していったのです。

囲碁ファンには、一言で「AI流」と言われるものですが、

今までの常識を覆し、過去の打ち方を根本的から否定するものでした・・・。

 

私のように50年来の囲碁ファンには本当に想像つかない手を

打っていくのです。

 

「これがAIの力か・・・・」

 

本当にそう思います。

 

Photo_20200128094402

実は、アルファ碁に負けたイ・セドルはまだ36歳ながら昨年引退を決めました。

「AIとはもう勝てない」

と自ら判断したためでした・・・。

 

よく言われていることですが、アルファ碁よりさらに「2子か3子」

強くなっているのだそうです・・・。

しかし、まだ36歳ですよ。

よほどショックだったのでしょうか。

世界トップ棋士の職業まで奪ってしまったのがAIだからなのです。

 

たった10年で、これだけAIが進化していると

日本で一番わかっている税理士だと申し上げておきましょう・・・。

(ちょっと言いすぎか・・・!?)

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