10年後の税理士業務とAI
「2030年には税理士業務はどうなっているのだろう?」
先日ご紹介した落合さんの本の影響でしょうか。
ここずっと考えております。
「とりあえず、まずAI化に向けてパソコンを最新に入れ替えよう!」
ということで、まずすべてWindows10に交換しました。
2020年版にすべてソフトも一新です。
それと、AIを使ったクラウドサービスの会社と一社提携してみました。
これについて詳細は、まだ「内緒」です。
そのうち、「自慢げに」アップするとは思いますが・・・。
落合さんではないですが、この10年でAIは間違いなく
「格段に」進歩すると思うのですね。
AIについてなぜそう思うかは、税理士の中では
囲碁をよく理解しているからなのですね。
今から10年前の2010年当時、その頃の囲碁ソフトは弱いものでした。
アマチュアの高段レベル。プロ棋士には全く勝てないのものとされていました。
AIがチェスや将棋は勝てたとしても、囲碁のトップ棋士に追い付くには
30年かかるといわれていましたし、事実私もそう思っていました。
その直後に「モンテカルロ法」という
「乱数を使って膨大な演算を重ね、その結果を基に、確立などを算出する手法」
が開発され格段に強くなっていったのです。
それから数年後にグーグルの開発チームが巨額の費用をかけて挑みました。
2016年、当時世界最強と言われた韓国のイ・セドルが
人工知能囲碁と対局。
人類史上初めてコンピュータが人間に勝ったのです。
本当に衝撃な事実でした。この衝撃はやはり囲碁をやったことがない方には
絶対分からないでしょうね。
その直後、グーグルは囲碁の開発をやめてしまったのですが、
AI囲碁は目覚ましく強くなっていったのです。
つまり、「AI同士が対局を繰り返し、独学で最も勝率の高い打ち方」を
編み出していったのです。
囲碁ファンには、一言で「AI流」と言われるものですが、
今までの常識を覆し、過去の打ち方を根本的から否定するものでした・・・。
私のように50年来の囲碁ファンには本当に想像つかない手を
打っていくのです。
「これがAIの力か・・・・」
本当にそう思います。
実は、アルファ碁に負けたイ・セドルはまだ36歳ながら昨年引退を決めました。
「AIとはもう勝てない」
と自ら判断したためでした・・・。
よく言われていることですが、アルファ碁よりさらに「2子か3子」
強くなっているのだそうです・・・。
しかし、まだ36歳ですよ。
よほどショックだったのでしょうか。
世界トップ棋士の職業まで奪ってしまったのがAIだからなのです。
たった10年で、これだけAIが進化していると
日本で一番わかっている税理士だと申し上げておきましょう・・・。
(ちょっと言いすぎか・・・!?)
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