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2019年12月 5日 (木)

タニタの働き方改革 その1

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「消費税増税になったらどうなるのだろう?

零細中小企業はこの増税に耐えられるだろうか??」

 

実は最近ずっと思い続けていました。

そんな時に見つけた本です。

実はずいぶん前に買った本なのですが、

「たぶんこの4月からの残業対策や有休対策なんだろう」

そう思って真面目に読んでいなかったのですね。

最近ようやく読んでみて分ったのです。

 

「これは消費税増税対策の本だ・・・・」

 

そう思ってしまったのです。

 

「働き方改革」

 

はどう見ても労働者よりの改革だと思っていたのですが

このタニタの改革は労使双方の「いいとこどり」なのですね・・・。

 

ではではまずそのタニタからご紹介。

タニタは創業者谷田五八士(いわじ)氏が、終戦直前の1944年(昭和24年)に

設立した会社です。

もともとはシガレットケースなどを製造していた会社です。

その後ヘルスメーター(体重計)の製造を手掛けるようになりました。

それが2代目の谷田大輔氏が1987年(昭和62年)に

世界初の体指脂肪計の開発に成功し、そのおかげで

ヘルスメーターの分野で世界ナンバーワンになったのです。

この本の著者はその3代目の谷田千里氏。

あのリーマンショックが起きた2008年(平成20年)に

36歳の若さで3代目の社長になったのです。

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でも3代目ながらなかなかのやり手です。

社長になってすぐの2010年(平成22年)

「体指脂肪計タニタの社員食堂」

が大ヒット。

 

料理好き税理士として私もこのシリーズの本持っていますからね。

その後2012年(平成24年)に

「丸の内タニタ食堂」をオープンしました。

そのためいろいろとメディアに出るなど注目されていましたね。

 

タニタの企業規模は本社で働く社員が200人。

グループ全体で1200人になっています。

 

その千里社長が2015年(平成27年)に

タニタの働き方改革を思いつき、実行したのです。

 

その中身は、一言でいうと

「社員の個人事業主化」

です。

 

行きつけの美容室で従業員を個人事業主として独立させている

制度を聞いて思いついたそうです・・・。

 

 

最初にこれを聞いた時、正直「なんだ・・・」と思いましたね。

これ私が10年以上前に考えたことあるのです。ある企業から相談を受けて実行したことが

あります。

それを真似されたのですかね・・・。

ただ実際にはこれに近いことは皆考えているのです。

これも以前ブログ「年収1億円になる人の習慣」でご紹介しましたね。

「美容室EARTH」ではこの「従業員を独立させて子会社の社長にさせる」

という方式で急成長していましたね。

こちら

 

結構古典的な経営手法なのです。

でもこの働き方改革法が制定されてからだからこそ、意味があると思うのです。

ではそのタニタ手法をご紹介していきましょう・・・。

 

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