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2019年12月26日 (木)

ふるさと納税の難問にお答えします その3

               (住民税所得割額 × 20%)

ふるさと納税限度額 = ―――――――――――――――  + 2000円

                (90%-所得税の税率)

 

 

ではこの難解な計算式を解説しなければいけませんね。

まず下欄の所得税の税率ですが、これは国税庁のHPにも出ていますね。

 

3_20191226100701

 

コレです。

つまり5%から45%までの数字をいれるだけです。

実際にはこれに復興税もかかるので2.1%も上乗せしてください。

(つまり税率に1.021を乗じてください)

でもこの計算式を知ると、「いかに金持ち優遇の制度」であることも

証明できるのですね・・・・。(内緒)

 

ではあともう一つ。お分かりにならないのは

「住民税の所得割額」ですね。

 

結論的には課税総所得金額の10%になるはずです。

課税総所得金額は所得税の所得金額から所得控除額を引いて算出されます。

所得税と住民税の所得控除額は若干違います。難しいので

7

このあたりは総務省のHPにもこのように書いてありますね。

 

「私の住民税の所得割額教えてください。」

 

とお住まいの市区町村の課税課に聞けば大丈夫でしょう。

もしくはこの個所をプリントアウトして、

「総務省のふるさと納税のサイトにこう書いてある。教えてほしい。」

といえばさすがに総務省には逆らえないのではないでしょうか・・・。

 

 

・・・といろいろ考えてきたのですが、もう年末も近いので

いきなりまとめます。

実は素晴らしいサイトを見つけました。

楽天のサイトです。こちら

これは素晴らしい!

 

詳細版シュミレーターになると、土地の譲渡や株式の譲渡まで計算できます。

私があれこれ憶測でウンチク並べても仕方がないですね。

これ使って瞬時に計算してください。

 

それと昨日報道されていましたが、ZOZOの前澤前社長が

館山市役所に20億円もふるさと納税をやっていましたね。

 

この記事見た瞬間に控除限度額を計算してしまいました。

彼はヤフーに自社株をTOBにより譲渡し2400億円もの譲渡所得が

発生しているのですね。

単純に2400億円の譲渡所得だったら住民税は5%の120億円なのですね。

この計算式では20億円以上の控除限度額だと分かりますからね。

 

きっと顧問税理士が控除限度額を計算した上で

20億円をふるさと納税をしたわけです。

20億円を寄付したって、

「実質負担は2000円!」・・・。

 

すいません。

前澤氏の美談を変な推測してしまって・・・。

 

因みにご紹介した楽天のサイトでも2400億円は

入力できませんでしたが、24億円なら入力できます。

そうすると2,827万2,216円とでます。

ですから20億円が妥当であることも検証できるのですね。

 

日本で今年前澤氏ほど儲かった人はまずいないでしょうから

ぜひご活用ください・・・・。

 

 

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