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2019年11月20日 (水)

スノーピーク「楽しいまま!」成長を続ける経営 その3

社長になる前から「帝王学」を自ら学んでいた社長は

申し訳ないですが少ないですね。

「自分は必ず社長になる!」

と思って「ハーバード・ビジネス・レビュー」で

勉強した方はどれくらいいるのでしょうか。

これも私の持論なのですが、「社長学」という勉強は大学では

絶対教えてくれないのです。

私も一応早稲田大学の商学部で「経営学」といのを学んだことがありますが

実際の経営には何の役にも立たないものです・・・

(すいません。ほとんど授業に出ていなかったくせに偉そうに・・・)

 

自分が社長になって、売上が連続して下がり続け、まさに会社存亡の時に

たぶんこの「ハーバード・ビジネス・レビュー」を

むさぼり読んだのでしょう。

 

この本に、

「90年代のオートキャンプのブームの時は、ほぼワンマン経営で

あり、私の判断で社員を手配していた・・・・」

 

どこの中小企業でもそうです。

「ワンマン経営」が基本ですから・・・。

 

でもここで社長が気が付いたのでしょう。

「このままではマズイ・・」

 

ここで「ハーバード・ビジネス・レビュー」で学んだことが

 

「エンパーメント」です。

 

この「エンパーメント」とは、まさにワンマン経営の真逆。

直訳すれば「権限移譲」ですね。

 

バブル崩壊から数年後、米国ではさかんにこの

「エンパーメント」が言われ出し、経済が復活し始めていたのです。

 

まさにこの「ハーバード・ビジネス・レビュー」で気が付いたのでしょう。

社員に業務を任せることでモチベーションを高め、

それにより業績を高めることこそが「エンパーメント」なのですね。

 

この「エンパーメント」を取り入れることで、

スノーピークは復活し、やがて上場企業まで上り詰めたのです。

 

ただ残念ながら、この「エンパーメント」についての記述は

あまりないのです。

 

これは山井社長にお願いです。

ぜひこれを論文にまとめて「ハーバード・ビジネス・レビュー」で

発表してほしいと心から思います・・・。

 

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